Varietyの最新報道によると、Appleは全米脚本家組合（WGA）のマスター契約に署名したという。この契約は、WGA Westの会長デビッド・グッドマン氏とエグゼクティブ・ディレクターのデビッド・ヤング氏によって発表された。

両氏によると、Appleは無料配信オンラインコンテンツに関して、現在の基準を上回る条件で合意したという。これは、Apple向けに無料配信されるコンテンツを制作したライターが、脚本料や週給などを受け取ることを意味する。これらの詳細は、現時点ではマスタードキュメントには記載されていない。

「これらの契約条件は重要です」とグッドマン氏とヤング氏は述べた。「まず、現在のMBAには、無料消費者向けサービス（Crackleなど）のプロジェクトに対する最低契約額や残余契約額は含まれていません。契約条件はライターごとに交渉しなければなりません。ただし、今はAppleでは例外です。」

ヤング氏とグッドマン氏は、Appleとの契約が次期マスター契約の交渉に大きな変化をもたらす可能性があると述べている。昨年、契約満了の1時間足らず前に交渉された現行契約は、2020年5月1日に満了する。WGAウェストは、無料放送されるコンテンツの制作者には報酬が支払われることが「不可欠」だと考えている。

「第二に、ギルドがカバーするほぼすべてのインターネット番組はこれまで、Netflix、Amazon、Huluなどのサブスクリプション（消費者支払い）モデルであったが、Facebookはすでに消費者向け無料サービスで番組を開始している」とグッドマン氏とヤング氏は述べた。

「この市場が発展するにつれ、こうしたサービス向けにコンテンツを作成するライターに対するMBA保護の交渉が不可欠になるでしょう。2020年の交渉まではまだ2年先ですが、Appleとの契約は私たちをその方向に導いてくれます。」

Apple が全米脚本家組合との契約に同意したことは、同社が現在取り組んでいるオリジナル コンテンツ制作における最新の展開にすぎない。

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