iOS 15の一部として、Appleは、特にビデオ会議において、カメラとマイクの音質を向上させる新しいビデオエフェクトとオーディオエフェクトをいくつか発表しました。ポートレートビデオ（背景ぼかし）モードや、音声分離マイク調整などの機能が含まれています。

基調講演では、これらの機能はFaceTime内で利用可能であると紹介されていました。しかし、Appleはこれらのエフェクトをシステム全体に実装し、Snapchatで写真を撮るときやZoomでビデオ通話をするときなど、サードパーティ製アプリでも自動的に利用できるようになっていることが判明しました。

ビデオカメラを使用しているサードパーティ製アプリでは、これらのエフェクトはコントロール センターのパネルを通じて公開されます。

例えば、iOS 15を搭載したiPhoneでSnapchatを使用する場合、画面上部から下にスワイプするとコントロールセンターが表示されます。コントロールセンターの上部には、ビデオエフェクトとマイクモードの2つのコンテキストパネルが表示されます。

ビデオエフェクトでは、ポートレートモードをオンにできます。これにより、顔と体が分離され、フレーム内の他のすべてのものに背景ぼかし効果が適用されます。これは、メインのカメラアプリでポートレート写真を撮影するのと似ています。

マイクモードには、標準、ボイスアイソレーション、ワイドスペクトラムの3つのオプションがあります。ボイスアイソレーションは、周囲の雑音を除去し、ユーザーの発声に集中するように設計されています。一方、ワイドスペクトラムは、周囲の環境音をより多く取り込み、よりリラックスした自然なサウンドを実現します。

これらの機能は、現在開発者向けベータ版であるiOS 15の一部です。iOS 15は秋に一般公開される予定です。

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