アイルランドに新たな欧州向け大規模データセンターを建設する計画はアップルにとって容易なものではなかったが、現在、いくつかの追加条件付きで、地元の計画機関から最終承認が得られた。

Appleは約18ヶ月前に9億5000万ドル規模のデータセンター建設計画を発表し、ヨーロッパの顧客に対し、同社のあらゆるオンラインサービスにおいてより優れた接続性を提供することを目指しました。施設の建設許可は迅速に取得され、計画は順調に進んでいるように見えました。しかし、センターの電力は完全に再生可能エネルギーで賄われるにもかかわらず、環境問題を理由に異議申し立てが行われました…

計画機関で あるAn Bord Pleanalaは Appleに対し 、 5つの懸念事項への対処を求め、Appleは5月にこれに対応しました。今週初め、Appleの回答を精査する検査官が勧告を提出したことが発表され、An Bord Pleanalaはデータセンター本体と関連する変電所の両方について最終承認を与えました。

ゴールウェイ州議会による開発計画許可の決定に対し、複数の第三者がAn Bord Pleanálaに異議申し立てを行いました。 委員会は、条件を修正した上で提案された開発計画を許可することを決定しました。

2016年2月12日には、Apple Distribution Limited社からも220kV変電所と複数の鉄塔の建設許可を求める別の申請が提出されました。この件も2016年8月10日に委員会で審議され、 委員会は提案された開発を承認することを決定しました。

この承認には、Apple社に対し、異議申し立てに対する口頭回答で提示されたすべての提案を実施することに加え、追加の条件を課すことが求められています。これらの条件には、駐車スペース数の削減、伐採または損傷した樹木の迅速な修復、騒音レベルの抑制、すべての外部ケーブルの地中化、屋上レベルを超える追加開発の禁止、そして敷地の考古学的評価の促進などが含まれます。

アップルは当初、来年までにセンターを稼働させる予定でしたが、控訴手続きによる大幅な遅延により、その期限は達成が困難になっています。アップルは、このセンターが今後10～15年間の同社のニーズを満たすとしています。

ビジネスインサイダー経由

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