AppleがiPhoneにNFCを搭載するのは1～2世代先になるかもしれませんが、韓国の通信事業者KTは自らこの問題に取り組み、独自のNFCサービスとiPhone用ケースを展開する計画を発表しました。iPhone 4用ケースは「iCarte」と呼ばれ、カナダのWireless Dynamics社によって開発されました。KT幹部はこの計画について次のように述べています。

KTの統合顧客戦略担当執行副社長であるヤン・ヒョンミ氏は声明で、「NFC対応スマートフォンの最近の発売により、iPhoneユーザーのNFCサービスへのニーズが高まっている」と述べた。NFCサービスのグローバルリーダーとして、KTはより便利で差別化されたNFCサービスをお客様に提供していく予定だ。

このNFCケースにより、KTのiPhoneユーザーはiPhone 4をデジタルウォレットとして利用できるようになります。KTのサービスにはプリペイド式の「交通カード」も含まれており、ユーザーはNFCケースを装着したiPhoneを交通機関の決済手段として利用できるようになります。韓国のクレジットカード会社は来月からこの新しいiPhoneベースのサービスに参入する予定です。KTは来年にはiPhoneにNFCチップが搭載されると予想しています。

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