新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、世界中の直営店の大半を閉鎖していたAppleは、現地の状況が許す限り、慎重に一部の店舗の営業を再開し始めました。ティム・クックCEOがブルームバーグに発表した声明によると、韓国に続き、オーストラリアのApple Storeとオーストリアの1店舗が1～2週間以内に営業を再開する予定です。

オーストラリアのApple Storeはほぼすべて、屋内ショッピングセンター内にあります。米国や世界の他の地域とは異なり、これらのモールは営業時間を短縮し、安全対策を強化した上で、概ね営業を続けています。オーストラリアでは新型コロナウイルスの感染拡大が比較的抑えられており、過去1ヶ月で感染者数の増加ペースは鈍化しています。オーストリアでも、新型コロナウイルスの新規感染者数は減少傾向にあります。

Appleは営業を再開する際に、中国と韓国で効果が実証されているのと同様の安全対策を実施します。店舗によっては営業時間を短縮する場合があります。お客様には手指消毒剤をご用意いたします。ソーシャルディスタンスの確保を推奨し、入口で健康診断を義務付ける場合があります。お客様には、可能な限り店頭でのショッピングではなく、オンラインでのショッピングをお勧めいたします。Today at Appleのセッションは、当面の間再開いたしません。

知っておくべきこと:

中国、タイ、マカオにあるApple Storeは、今年初めに新型コロナウイルス対策のため一時閉店を余儀なくされましたが、3月中旬から営業を再開しています。中華圏以外の店舗は3月14日から閉店しました。韓国では4月18日、Apple Garosugil店が徹底した安全対策を講じ、営業時間を短縮して営業を再開し、無期限の閉店措置が解除され始めました。

Appleの小売・人事担当シニアバイスプレジデント、ディアドラ・オブライエン氏が4月初旬に発表したメモによると、米国内の一部のApple Storeは早ければ5月にも営業を再開する予定だった。しかし、新型コロナウイルス感染症のパンデミックにおける新たな展開と、日々変化する州レベルの営業再開計画を受けて、当初の予定は変更されたようだ。ク​​ック氏は、米国では5月前半に営業を再開する店舗は「多数ではなく、ごく少数」だと述べた。また、4月後半には売上が「回復し始めた」と述べた。

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