iPhoneのカメラは飛躍的に進化しており、ミュージックビデオやインディーズ映画の撮影にiPhoneを使う監督も珍しくありません。今回、著名な映画監督スティーブン・スピルバーグが、シンガーソングライターのマーカス・マムフォードとタッグを組んで、ミュージックビデオの撮影にiPhoneを選びました。

これはスピルバーグにとって初のミュージックビデオ監督作品であり、妻のケイト・キャプショーの協力を得て実現しました。ケイトはビデオのプロデューサー兼アートディレクターを務めました。二人は、バンド「マムフォード・アンド・サンズ」のリードシンガーとして知られるマーカス・マムフォードの初のソロ曲リリースを共に手がけました。

スピルバーグ監督・撮影のミュージックビデオと聞いて、ハリウッド級の制作を期待する人もいるかもしれないが、実際は全く逆だ。スピルバーグは、高校の体育館でキャスター付きの椅子に座りながら、iPhoneを手に持ち、全編をワンテイクで撮影した。

スピルバーグ監督がどのiPhoneのモデルを使用したかは不明ですが、映像の手ブレ補正は非常に印象的です。さらに興味深いのは、この映像が白黒フィルター付きで公開されたことです。これにより、よりドラマチックな効果が生まれています。

Creative Bloqの説明によると、このビデオ全体に「DIY」の要素が盛り込まれており、iPhoneで誰でもミュージックビデオを撮影できると思わせる可能性もある。ミュージックビデオの撮影方法の詳細は、マムフォード自身のTwitterアカウントで公開されている。

マムフォードの新曲「Cannibal」のミュージックビデオ全編はYouTubeでご覧いただけます。スピルバーグはApple TV+の番組「アメイジング・ストーリーズ」をプロデュースしましたが、このミュージックビデオはAppleとの共同制作ではありません。

iPhoneで撮影した動画をもっと見る

2019年、Appleとセレーナ・ゴメスはタッグを組んで「Lose You to Love Me」のミュージックビデオを制作しました。このビデオはiPhone 11 Proで撮影されました。数か月後、Appleはレディー・ガガの「Stupid Love」のミュージックビデオもプロモーションしましたが、こちらもすべてiPhone 11 Proで撮影されました。

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