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AT&T、スマートフォンとタブレット向けのキャリアに依存しないHTML5ウェブアプリ用の独自APIを発表
2012年1月9日午前9時26分(太平洋標準時)

The Vergeより画像提供
キャリアAT&Tは本日、ラスベガスで開催された2012年コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)において、6回目となる年次開発者サミットを開催しました。社長兼CEOのラルフ・デ・ラ・ベガ氏は、33カ国から約2,500人の参加者に向けて講演を行いました。「開発者にとって良いことは、お客様にとっても良いことです」 と、ラ・ベガ氏はAT&Tがこの開発者サミットを開催する理由を説明しました。
間もなく、最高マーケティング責任者のデイビッド・クリストファー氏が壇上に上がり、複数のデバイスやモバイルOSで動作することを想定した、HTML5ウェブアプリケーション向けのAT&Tの新しいAPIプラットフォームを発表しました。これは、ウェブこそが究極のアプリストアであることを改めて示しています。興味深いことに、iPhone向けのビジュアルボイスメール(本日5周年を迎えました)はAT&T初のネットワークAPIでした。つまり、Appleは通信事業者間の相互運用性にも革命をもたらしたと言えるでしょう。
クリストファー氏によると、2016年までにスマートフォンの85%がHTML5ブラウザを搭載するという驚異的な数字が発表されました。新しいAPIカタログには、14のカテゴリに分類された130個のAPIが収録されており、実質的にはU-Verse APIカタログの刷新版と言えるでしょう。これらのAPIは、数分でAPIを利用できる完全自動サインアップ、Ruby、PHP、Javaのラッパー、そしてGitHubで公開されている膨大なサンプルコードなど、様々な機能を実現します。
「App Center」と呼ばれるウェブアプリ用のストアフロントは、今年後半に利用可能になる予定です(開発者の方は、こちらからベータ版にご登録いただけます)。つまり、この新しいプラットフォームはHTML5開発者を念頭にゼロから設計されており、AT&Tだけでなく、ほとんどの携帯電話ネットワークを対象としています。
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