アリゾナ州は本日、Appleがアリゾナ州メサ市に新たな製造施設を建設する計画を発表しました。この施設は製造部門で700人の雇用を創出し、さらに建設・管理部門で1,300人の雇用を創出します。Appleはこの新施設の建設により、米国に少なくとも2,000人の新規雇用をもたらすことになります。
アリゾナ州の発表によると、製造施設に加えて、Apple は製造業務に電力を供給するために市内に新しい太陽光発電グリッドを建設する予定だという。
「Appleは紛れもなく世界で最も革新的な企業の一つであり、アリゾナ州に同社を迎え入れることができ大変嬉しく思います」とブリューワー知事は述べた。「Appleはアリゾナ州に計り知れないほどの経済効果をもたらすでしょう。同社がアリゾナ州に拠点を置くという決定は、この4年間私たちが築き上げてきた、ビジネスに優しい友好的な環境の真価を雄弁に物語っています。再生可能エネルギーへの同社の投資は、電力網のグリーン化を促進し、州にとって新たな太陽光発電と地熱発電の重要な電源を生み出すでしょう。知事として、私はアリゾナ州がビジネスに開かれた州であることを示そうと尽力してきました。今日のニュースは、その努力が実を結んでいることの証です。」
州政府もAppleもこの施設の目的を発表していないが、おそらくは製造拠点を米国に戻すという同社の新たな取り組みの拡大に関係するものと思われる。過去数年間、Appleはハードウェア製品をアジアの製造施設で生産してきたが、今秋から、新型Mac Proをテキサス州で製造する予定だ。アリゾナ州のこの新施設は、テキサス州でのMac Proの製造やその他のApple製品の新バージョン製造を支援することになるかもしれない。
[ユーチューブ http://www.youtube.com/watch?v=IbWOQWw1wkM&f]
AppleのCEO、ティム・クック氏は以前、Mac Proの生産、組み立て、部品調達にはアリゾナ州が関与すると述べていました。また、Appleのウェブサイトでは、Mac Proの製造はテキサス州以外でも行われていると記されています。
新しいMac Proでは、製品全体の組み立てと高精度部品の加工を米国で行っています。テキサス州、フロリダ州、イリノイ州、ケンタッキー州、そして全米12州以上にある業界をリードする企業の革新力を活用することで、細部に至るまで完璧な構造と美しいデザインを備えた製品を生み出すことができます。言い換えれば、カリフォルニア州のデザイナーとエンジニアが思い描いた通りの製品なのです。
Appleの部品サプライヤーの発表によると、この施設はサファイアクリスタルの製造に使われる予定のようです。
同社はまた、Apple社とサファイア材料供給に関する複数年契約を締結したことを発表しました。GTは、アリゾナ州にあるApple社の工場でサファイア材料を生産するためのASF®炉および関連設備を所有・運用し、700 人以上の従業員を雇用する予定です。Apple社はGTに対し、約5億7,800万ドルの前払い金を支払う予定です。GTは、2015年から5年間にわたり、この前払い金をApple社に返済します。
Appleはこの素材を、例えば最近のiPhoneモデルのカメラレンズの製造に使用しています。さらに、iPhone 5sのTouch ID指紋センサーの保護にも使用されています。
先月、Appleがペンシルベニア州に東海岸のAppleCare修理を管理する大規模施設を開設すると報じました。この施設は、米国で数百人の新規雇用を生み出すと予想されます。
Appleは本日の発表について次のようにコメントしている。
アリゾナ州に新施設を開設し、国内製造事業を拡大できることを誇りに思います。エンジニアリング、製造、建設の分野で2,000人以上の雇用を創出します。この新工場はApple製品の部品を生産し、SRPと共同でグリーンエネルギー源の開発に取り組んでいる結果、初日から100%再生可能エネルギーで稼働します。
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