米国特許商標庁は今週、iPhoneに電力を供給できる新しい磁気コネクタの特許をAppleに付与した。これは、Appleが将来的にスマートフォンからLightningポートを廃止することを検討しているという噂を受けてのことだ。

Patently Appleの報道によると、この特許にはiPadのSmart Connectorや旧MacBookのMagSafeに似た新しいタイプのコネクタが示されています。図から判断すると、このコネクタはLightningポートに代わるiPhoneの充電方法として採用されると考えられます。

Appleが新たに取得した特許は、電子機器と電力およびデータを交換できるアクセサリ機器用のコネクタに関する発明を対象としています。具体的には、このコネクタには、電子機器の接点と連動する磁石によって磁気的に作動する凹状の接点が含まれています。

この特許によると、新しいコネクタは磁石で完全に構成されており、iPhoneの耐水性を高めるために設計されているようです。Appleが自社デバイス用に新たなコネクタを開発する可能性は低いと思われますが、この特許は、同社がiPhoneからLightningポートを置き換えるか、あるいは廃止する可能性を検討していることを示唆しています。

Appleは昨年、iPhone向けにMagSafeを発表しました。これはQi規格に基づいた新しい磁気コネクタで、本体背面に装着して充電できます。iPhone 12にはLightningポートがまだ搭載されていますが、噂によると将来のモデルではこのコネクタが廃止される可能性があり、ユーザーはMagSafeをiPhoneの充電の唯一の選択肢とする可能性があります。

一方で、信頼できるアナリストのミンチー・クオ氏は今週初め、AppleがiPhone 13モデルでLightningポートをもう1年間維持すると予測しました。これは、Appleが将来的にポートレスのiPhoneを発売する計画を完全に否定したわけではありません。AppleはAirPodsの導入以来、ワイヤレスソリューションのみの世界という構想を推進してきたため、iPhoneに唯一残されたポートが削除されても驚きではありません。

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