Appleは、起動にスマートフォンが必要だったオリジナルのwatchOS SDKとオリジナルのApple Watch 1.0アプリのサポートを終了すると発表しました。6月1日以降、Appleは新しいApple Watchアプリの開発者に対し、watchOS 2に付属するネイティブSDKの使用を義務付けます。この要件は昨夜、Apple Developerニュースページに掲載されました。

Apple Watchに対する主な批判は、アプリの起動やユーザー入力への応答が遅く、速度が十分ではないという点です。watchOS 2のネイティブアプリは、すべての計算がペアリングされたiPhoneで行われ、データが無線でApple Watchにストリーミングされる従来のアプリと比べて大幅に高速です。Appleの新たな要件は、今後のApple Watchアプリの最低基準を保証するものとなるでしょう。

6月1日は、Appleの次回開発者会議WWDCの開催までわずか2週間です。この会議では、watchOS 3に加え、iOS 10、OS X 10.12（macOS？）などが発表されると予想されています。つまり、watchOS 1.0 SDKは実質的に2回のシステムアップデートでサポート終了となるということです。

Watchアプリを最新の状態に保つという理屈は理にかなっています。しかし、AppleがパブリックAPIを終了するには、まだ時間的な余裕がありません。watchOS 1.0は、まさに短期的なつなぎだったようです。

Appleがネイティブアプリの開発を奨励する計画は、Apple Watchのハードウェア刷新版であるApple Watch 2と軌を一にするかもしれません。噂によると、この新しいハードウェアは今年後半に発売され、watchOS 3のテクノロジーを活用する可能性が高いとのことです。少なくとも1人のアナリストは、AppleがWWDCで新しいWatchハードウェアを発表する可能性があると示唆していますが、この見解は他の情報源から裏付けられていません。

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