
Appleは、健康とフィットネスデータに関するテストを実施する生理学者とエンジニアを募集する求人情報をウェブサイトに掲載しました。この職務では、「心血管フィットネスとエネルギー消費量(消費カロリー、代謝率、有酸素運動能力レベルの測定/追跡、その他の主要な生理学的測定を含む)に関するユーザースタディの設計と実施」が求められます。
先週、AppleがiOS 8向けの新しいアプリケーション「Healthbook」を開発しているとお伝えしました。HealthbookのiPhoneアプリケーションは、歩数や消費カロリーに関するユーザーデータの収集とモニタリングを目的としています。また、血圧、心拍数などのバイタルサインに加え、水分補給や血糖値の統計情報も読み取る機能も搭載される予定です。
本日発表されたAppleの求人情報は、Appleがフィットネス/健康関連製品の開発に取り組んでいることを実質的に裏付けているようです。また、この求人情報は、Appleが実環境でのテストを実施する開発段階に移行していることを示唆しています。それを証明する重要な資格をいくつかご紹介します。
- 生理学的モニタリング機器、測定技術、および結果の解釈に関する十分な理解
- さまざまな活動や環境におけるエネルギー消費量を測定する間接熱量測定の経験
- 測定対象となる生理学的効果に対するさまざまな要因(活動、環境、個々の被験者の違いなど)の影響を分離するテストを設計する能力
- 運動テストの経験(実施方法、結果の解釈、テストをいつ停止するかの決定など)。
さらに、Appleは新規採用者を活用してデータ結果の正確性を確保したいと考えています。求人情報には、「候補者は、測定対象となる生理学的効果について、またDOEの欠陥やリファレンスモニター(代謝カートなど)の使用上の問題による潜在的な不正確さや実験誤差を回避する方法について十分な知識を有していること」と記載されています。
Appleは医療機器の開発において、当然ながら膨大な量のテストを実施する必要があります。同社は医療用途に関してFDA(米国食品医薬品局)との協議も開始しています。Appleは、iOS 8のHealthbookソフトウェアのデータ部分を駆動するために、センサーを搭載した「iWatch」の開発に取り組んでいる可能性が高いでしょう。これまで多くの報道でAppleが健康/フィットネス関連のソフトウェアとハードウェアの開発に取り組んでいることが示唆されてきましたが、今回の求人情報はAppleからの直接の発表と言えるでしょう。
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