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ガッセ:アップルがスティーブ・ジョブズのNeXTをBeOSではなく選んだのはありがたい
2011年11月11日午前6時44分(太平洋標準時)

[youtube=http://www.youtube.com/watch?v=N2C2oCsrqcM]
1981年から1990年までAppleのMacintosh製品開発責任者を務めたジャン=ルイ・ガセ氏は、1996年にAppleが自ら開発したBeOSではなく、スティーブ・ジョブズ氏のNeXTSTEPをOSとして採用した重要な決定についてコメントした。NeXTSTEPのコードの多くは、後にAppleのモバイルデバイス向けに改良されたMac OS Xの基盤となる。
昨日、サンノゼのチャーチルクラブで行われた「スティーブ・ジョブズの遺産」トークイベント(最初から最後まで素晴らしい内容です – 上記)で講演したガッセ氏は、(開始約1時間で)次のように述べた。
ありがたいことに、そんなことは起きなかった。私はアップルの経営陣を嫌っていたからだ。
BeOSは確かにかなり優れていました。マルチメディアプラットフォームとして位置づけられたBeOSは、対称型マルチプロセッシング、パーベイシブ・マルチスレッド、プリエンプティブ・マルチタスク、そしてBFS(64ビットジャーナリングファイルシステム)といった独自の機能を備えていました。BeOSもまた、明快さとすっきりとしたデザインを理念として開発されました。
では、なぜAppleはNeXTの側に立ち、1997年2月4日に4億2900万ドルで同社を買収したのでしょうか?今にして思えば、beOSは確かに優れていたものの、AppleにとってNeXTSTEPソフトウェアよりも価値があったのはジョブズの買収でした。ガセーの言葉を借りれば、「ジョブズによるAppleの買収」だったと言えるでしょう。
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