Appleはまた、Corelliumの仮想化ツールが不適切な人物によって使用された場合、ツールで発見された脆弱性を利用してiPhoneをハッキングできると主張していた。この訴訟を担当したロドニー・スミス判事は、Appleのこうした主張を「不誠実とまでは言わないまでも、不可解だ」と述べた。

ワシントンポスト紙が報じたところによると、フロリダ州の連邦判事はCorelliumの側に立ち、同社がAppleのコードの使用について公正利用を立証したと述べ、このセキュリティ系新興企業に対するAppleの恒久的差し止め命令の要請を却下した。

「必要な要素をすべて考慮した結果、裁判所はCorelliumがフェアユースを立証する責任を果たしたと判断する」と、スミス判事は火曜日の判決文で述べた。「したがって、Corellium製品に関連するiOSの使用は許容される。」

興味深いことに、ワシントンポスト紙は、 Corellium が「セキュリティ対策を回避」し、DMCA に違反したという Apple の主張がまだ却下されていないと付け加えている。

AppleがCorelliumを提訴したのは、同社が昨年、バグ報奨金プログラムを大幅に見直し、支払額を引き上げ、研究者に実質的に「脱獄前」のiPhoneを提供する新たなデバイスプログラムを導入した後のことだ。

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