AppleのiPhoneアップグレードプログラムは2015年に開始されましたが、昨年はプログラム利用者にとって初めての年次アップグレードプロセスとなりました。iPhone 8の供給制約や発売延期の可能性を踏まえ、プログラムの詳細をいくつか見ていきましょう。

厳しい初年度となった今、AppleがiPhoneアップグレードプログラム利用者にとって2017年はより良い体験となるよう、しっかりとした計画を立てていることを期待しています。昨年、iUPを利用している読者から、iPhone 7または7 Plusへのアップグレードに苦労したという声が寄せられました。Appleは顧客からのフィードバックを受け、iUP利用者向けにより多くのiPhoneを提供するとともに、いくつかの改善を行いました。

しかし、困難さの1つは、iUPの顧客が利用可能なiPhoneを予約し、その後Apple Storeに出向いて現在のデバイスを下取りに出して新しいiPhoneを入手しなければならなかったことです。

幸いなことに、Appleは現在、Apple Storeでの直接購入に加え、オンラインとApple Storeアプリでも購入できるオプションを提供しています。これは昨年と比べて大きな進歩です。iUPユーザーがAppleの最新iPhoneへのアップグレード準備で何を期待できるか見ていきましょう。

年次アップグレードが9月（またはその前後）の場合

毎年のアップグレード保証（および下取り価格の50%）は、多くのiUP顧客にとってこのオプションを選択する大きな要因となるでしょう。この点を考慮すると、iUPをご利用のお客様の大多数は、新型iPhoneの発売に合わせてアップグレードサイクルを迎えることになります。しかし、供給不足や遅延のためにすぐに入手できない場合はどうすればよいでしょうか？

iUPの下取りを12ヶ月経過後に行う場合、朗報です。Appleはアップグレードの30日前までであれば、支払済みの金額を返金してくれます。つまり、1ヶ月分の猶予期間が設けられており、iPhone 8の発売に深刻な遅延が発生した場合、AppleはiUPのお客様に対してこの期間を延長する可能性があります。（なお、これはAppleのiUPの利用規約には記載されていませんが、複数のApple Storeの従業員に確認済みです。）

昨年、iUPの下取りが困難を極める中、AppleはiUP顧客への「年間アップグレード」を実施しなかったとして集団訴訟を起こされました。この経緯は、AppleがiUP顧客に対してどれだけ柔軟に対応するか、そしてiPhoneの在庫配分にも影響を与える可能性があります。

まだ1年経っていない場合は

昨年のiPhone 7/7 Plusの発売後にiUPを始めた場合、もう一つ良い選択肢は早期アップグレードです。Appleはこの選択肢を以下のように説明しています。

登録日から 6 か月後であればいつでも、分割払いローンに基づく少なくとも 12 回分の分割払いと登録時に支払った税金および手数料に相当する金額を前払いすることで、アップグレードの対象となります。

Appleのイベントが火曜日に開催され、予約注文は9月15日から始まる見込みなので、新型iPhoneの出荷時期がどうなるかを知るのに、それほど長く待つ必要はないだろう。しかし、いずれにせよ、Appleの分割払いプランの1周年が厳しいものとなった後では、熱心な顧客をできる限りサポートするために、同社はさらなる対策を講じる可能性が高い。

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