ブルームバーグの報道によると、3年半前にNetAirus Technologies LLCが起こした訴訟を受けて、AppleはiPhoneとスマートフォン技術に関する特許をめぐってロサンゼルス連邦裁判所で法廷闘争の準備を進めている。

カリフォルニア州在住のリチャード・L・ディツィック氏は1997年にスマートフォンの技術と動作を説明した特許を申請したが、アップルは3年前のニュートンメッセージパッドの機能だけを根拠に同氏の主張は無効であると考えている。

「NetAirus社が特許を申請した当時、問題となっている技術は非常によく知られていたため、独立系特許監視団体はNetAirus社の特許を、表面上は無効である特許の蔓延を制限する運動の象徴的な例としている」と、Apple社は2011年7月に訴訟棄却を求める申し立ての中で述べている。

裁判の陪審員選出は始まっているが、この訴訟はiPhone 4S以前のiPhoneハードウェアに限定されているため、判決が現在の製品に影響を及ぼす可能性は低い。

ディッツィック氏が今後のアップルに対する裁判で勝訴した場合、iPad、iPhone 4S、iPhone 5などその後の技術による損害賠償を請求するには別の訴訟が必要になると思われる。

2007年に最初のiPhoneがデビューした際、スティーブ・ジョブズは、その革新的な新製品が実際に多数の特許を取得していると自慢した記憶に残る発言をした。

[ユーチューブ http://www.youtube.com/watch?v=A1gISYqsApI]

裁判の進行に応じて、引き続きお知らせします。

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