ウォール・ストリート・ジャーナルによると、サムスンはオーストラリアでのGalaxy Tab 10.1タブレット発売をめぐる混乱を収拾するため、アップルに秘密裏に取引を持ちかけたという。報道によると、サムスンは来週にも同国でデバイスを発売できる巧妙な解決策を提案したという。アップルの法律顧問スティーブン・バーリー氏は、アナベル・ベネット判事に対し、この取引が受け入れられればサムスンの「不便は軽減され、アップルも安心できる」と述べたとされている。

サムスンが来週にもオーストラリアでタブレットを発売する見返りに、アップルにどのようなインセンティブを用意しているのかは、誰にも分からない。FOSSPatentsブログを運営する特許専門家のフロリアン・ミューラー氏にこの件について尋ねたところ、彼はTwitterで「サムスンは特定の特許を侵害しないことを約束し、対価を支払い、場合によっては手続き上の譲歩もするかもしれない」と回答した。

ご存知の通り、AppleはオーストラリアにおけるGalaxy Tab 10.1の販売差し止めを求めています。韓国のライバル企業が同デバイスを「消火ホースの勢いで」市場に投入し、iPad 2の売上を急速に奪い、購入者がiOSプラットフォームから「誘惑」される可能性があると主張しています。Appleはオーストラリアで推定50万台のiPadを販売しました。本審理（他のSamsung製タブレットには影響しません）は今年後半に予定されており、ベネット判事は来週、Galaxy Tab 10.1デバイスに関する仮差し止め命令の判決を下す予定です。

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