アップルCEOティム・クック、
2019年チューレーン大学卒業式で卒業生にスピーチ

アップルのCEOティム・クック氏は、5月18日午前9時、メルセデス・ベンツ・スーパードームで行われるチューレーン大学の2019年度卒業式で卒業生に向けて基調講演を行う予定。

「ティム・クック氏は、私たちがすべての卒業生に達成してほしいと願う成功を体現しています。それは、彼が世界で最も革新的な企業のCEOであるというだけでなく、威厳をもってリーダーシップを発揮し、その役割を通して世界に良い変化をもたらしているからです」と、チューレーン大学のマイク・フィッツ学長は述べた。「チューレーン大学では、世界的な課題への取り組み、地域社会への貢献、そして常に誠実さと知恵をもって行動することに尽力しています。ティム氏は、これらの価値観を卒業後の人生にどのように活かすことができるかを示してくれました。卒業式に彼を迎えることができ、大変嬉しく思います。」

「チューレーン大学が学生と彼らを取り巻く多様なコミュニティに献身的に取り組んでいることは、私たちが団結し、互いへの責任を認識し、恩返しをすることで得られる教訓の素晴らしい例です」とクック氏は述べた。「Appleでは、教育は平等をもたらす強力な力であると信じています。熱心に学び、情熱を追い求め、世界を変えようと決意している今年の学生たちと共に、その喜びを分かち合える日が待ち遠しいです。」

クック氏は、AppleのCEO兼取締役として、新型iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR、Apple Watch Series 4、iPad Pro、MacBook Airなど、世界で最も革新的な製品とサービスの導入を監督してきました。

クック氏は、Appleにおけるインクルージョンとダイバーシティを推進し、あらゆる年齢や背景を持つ学生の教育機会に投資し、Appleのオフィスとストアが誰にとっても開かれた、歓迎される場所となるよう努めてきました。クック氏のリーダーシップの下、Appleは環境面で画期的な成果を上げ、世界中の施設の電力を100%再生可能エネルギーで賄うようになりました。現在、Appleは世界中のサプライヤーにも同様の取り組みを支援するという、さらに広範な目標に取り組んでいます。クック氏がCEOに就任してから7年間で、Appleは従業員の寄付と同額を寄付するプログラムを開始し、アメリカ赤十字社やその他のNGOに数百万ドルを寄付しました。また、有名ブランドと提携してアフリカにおけるHIV/AIDS撲滅のための資金を集める非営利団体(RED)への最大の企業寄付者となり、マララ基金の初の受賞者パートナーにもなりました。

昨年、クック氏は フォーチュン 誌の「世界で最も偉大なリーダー50人」に再び選出されました。また、 フィナンシャル・タイムズ紙 の「パーソン・オブ・ザ・イヤー」にも選出され、重要な社会問題について自身の立場を活かして公の場で発言したことが評価され、ニュージアムのフリー・スピーチ・アワードを受賞しました。2018年4月、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師の死去50周年を記念し、南部キリスト教指導者会議（SCLC）はクック氏に人権擁護のための「キーパー・オブ・ザ・ドリーム賞」を授与しました。アップルは、クック氏が CEOを務めた年を含め、過去12年間フォーチュン誌の 「世界で最も賞賛される企業」で1位を獲得しています。

クック氏はアラバマ州ロバーツデールで育ちました。デューク大学でフクア奨学生としてMBAを取得し、オーバーン大学で産業工学の学士号を取得しています。

国内屈指の卒業式として名高いチューレーン大学の2019年度卒業式には、3,000人を超える卒業生が出席し、マイケル・ホワイト博士とオリジナル・リバティ・ジャズ・バンドによるジャズの生演奏、マルディグラのビーズ、セカンド・ライニング、紙吹雪の大砲などが披露されます。