Appleが2月上旬にiOS 14.5の最初のベータ版を開発者向けにリリースした際、9to5Macは、社内システムコードに基づいて開発中の新機能「Apple Cardファミリー」への言及を報じました。そして今、iOS 14.5 ベータ3で、AppleはApple Cardファミリーへの言及をさらに追加し、この機能が間もなく登場することを示唆しています。
社内で「Madison」と呼ばれているApple Cardファミリーでは、ユーザーがiCloudファミリー共有を通じて同じApple Cardを他の家族と共有できることは既に分かっています。コードから推測すると、カード所有者は追加カードと同様に、招待されたユーザーごとに利用限度額を設定できるようになるようです。
9to5Macは、Apple Cardユーザーが2種類の共有方法から選択できることを発見しました。「利用のみ許可」を選択した場合、ゲストユーザーは残高、設定、取引履歴にアクセスできません。ゲストメンバーがこれらの機能を利用するには、カード所有者が「共同所有者になる」オプションを選択する必要があります。
興味深いことに、家族を共同所有者として招待すると、Walletアプリでは、招待されたメンバーが同じ信用スコアを共有するのではなく、独自の信用情報機関にスコアを登録するオプションが提供されます。これを行うには、招待された人はゴールドマン・サックス銀行に社会保障番号を提供し、個別の信用情報報告を有効にする必要があります。
Goldman Sachs Bank USAに社会保障番号をご提供いただくことで、Apple Cardをご利用中に信用履歴を構築できます。信用情報レポートは、信用履歴が全くない、またはほとんどない方でも、信用ファイルを構築または拡張することで、お客様のお役に立ちます。
一般的に、(i) 開設からしばらく経過していること、(ii) 常に期日通りに支払いが行われていること、(iii) 残高が総利用限度額の30%未満であることは、信用情報によりプラスの影響を与えます。お客様のアカウントは信用情報機関に「承認ユーザー」として報告されます。これは、お客様がそのアカウントで支出はできるものの、支払いの責任を負わないというシグナルとなります。支払い履歴が悪い、または過剰に利用されているアカウントの承認ユーザーであることは、信用情報にマイナスの影響を与える可能性があります。
AppleはApple Card Familyに取り組んでいることをこれまで認めていないが、iOS 14.5のコードは、この機能が今後数週間以内に正式に発表される可能性が高いことを強く示唆している。
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