世界中でCOVID-19のワクチン接種が進む中、Appleは従業員にオフィスでの勤務復帰を推奨しています。しかし、全員がオフィス復帰を望んでいるわけではないようで、リモートワークの要請を拒否されたため、一部の従業員は会社を辞めると表明しています。

The Vergeの新たな報道によると、Appleは、新しいハイブリッドモデルではなく在宅勤務の継続を望む従業員からの要請をさらに拒否していることが明らかになった。6,000人のメンバーがいるSlackチャンネルでは、従業員たちは、会社が決定を変えなければAppleを辞めると主張。

Appleはこれまで従業員の在宅勤務を推奨していませんでした。しかし、例外的なケースもあり、チームによっては比較的寛容な対応をとっているところもありました。しかし今、従業員たちはそうした例外さえも認められていないと訴えています。リモートワークを推進する従業員が集まる社内Slackチャンネルでは、約10人がハイブリッドワークの方針を理由に退職する、あるいは退職を余儀なくされた人を知っていると回答しています。

「現在、米国障害者法（ADA）に基づく配慮を受けている」従業員の中には、在宅勤務が認められる人もいます。しかし、Appleがオフィス勤務を恒久的に再開することを決定した場合、この配慮は認められません。医療上の配慮が認められない場合、Appleは従業員に30日以内に新しい仕事を見つけるよう求めています。

The Vergeは、同社が従業員の在宅勤務の承認を決定するために医療記録の提出を求めており、それが「一部の従業員に不快感を与えている」と伝えられた。

先月、Appleの従業員が実施した社内調査では、少なくとも90%の従業員がリモートワークに関して柔軟性を求めていることが示されました。しかし、同社は対面での勤務が不可欠であると主張し、全員がすぐにオフィスに戻ることを期待しています。従業員はAppleのCEO、ティム・クック氏に方針変更を求める書簡を送りましたが、これらの要求はすべて却下されました。

アップル社はこの報道についてコメントを控えた。

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