2011年7月20日午前11時32分（太平洋標準時）

上院の反トラスト小委員会の委員長を務めるウィスコンシン州民主党のハーブ・コール上院議員は、規制当局に対し、AT&TとTモバイルの合併案を阻止するよう求めている。

 「この買収が許可されれば、競争と消費者に多大な損害を与える可能性があり、独占禁止法に違反し、公共の利益に反するため、貴機関はこれを阻止すべきだと結論付けました。」

下院の民主党幹部もこの合併に否定的だった。

「AT&TによるTモバイルの買収は、連邦政府の公共政策における懸念すべき後退となるだろう。約20年にわたる競争と自由市場の促進から、無線通信市場における複占の容認へと後退することになる」と、下院エネルギー・商務委員会通信技術小委員会の アンナ・エシュー委員長（カリフォルニア州民主党）、 エドワード・マーキー下院議員（マサチューセッツ州民主党）、そして下院司法委員会筆頭理事の ジョン・コニャーズ議員（ミシガン州民主党）は、FCCと司法省への書簡の中で述べた。「このような業界統合は、我が国が最も負担を強いられる時期に、競争を減退させ、消費者のコストを増大させる可能性がある。」

AT&Tにとってはまさに聞きたくない話だ。T-Mobileは、AT&Tとの合併を回避できれば、AT&Tから30億ドル以上の小切手を受け取ることになる。拡大拡大閉じる