麻薬取締局（DEA）は最近公開した内部文書の中で、iMessageの安全なエンドツーエンド暗号化により、法執行機関による犯罪捜査における容疑者の盗聴が阻止されていると警告した。CNETは、この内部文書を入手し、「連邦判事が承認した裁判所命令があっても、2台のAppleデバイス間のiMessageを傍受することは不可能である」と警告した。

DEAの「インテリジェンスノート」によると、捜査官が連邦盗聴法第3条に基づくリアルタイム電子監視の実施を求める裁判所命令の請求書を作成していた際、カリフォルニア州サンノゼのDEA事務所がiMessageの存在に気づいたという。捜査官らは、捜査対象者がiMessageを使用していたため、Verizon Wirelessから既に入手していたテキストメッセージの記録が不完全であることが判明した。「すべてのテキストメッセージが傍受されているわけではないことが明らかになった」

アメリカ自由人権協会（ACLU）の上級政策アナリスト、クリストファー・ソゴイアン氏は昨日、「Appleのサービスは政府機関の監視を遮断するように設計されていない」と述べた。「連邦捜査官が慣れ親しんでいる電話やテキストメッセージよりも、はるかに傍受が困難だ」とソゴイアン氏は言う。「政府は能動的な中間者攻撃を実行する必要があるだろう…真の問題は、なぜ2013年になっても電話会社が依然として暗号化されていない音声通話とテキストサービスを提供しているのかということだ。これは恥ずべきことだ」

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