「音楽は生き続ける」というスローガンのもと、AppleはiPod touchの販売を終了しました。数週間後、Appleはリリースされたばかりのハリー・スタイルのニューアルバムでAirPodsの空間オーディオ機能を宣伝し、iPodの広告を彷彿とさせる強い印象を与えています。

68秒の動画は非常にカラフルで、AirPods（第3世代）、空間オーディオ機能、そしてもちろん、英国人俳優ハリー・スタイルズが際立っています。下の動画を見ると、2000年代のiPod広告のような雰囲気も感じられるでしょう。Appleはこの動画について以下のように説明しています。

空間オーディオを搭載したAirPodsの魔法のようなリスニング体験が、ハリー・スタイルズのニューアルバム「Harry's House」と融合します。ダイナミックヘッドトラッキングで周囲の音を捉え、かつてないハリー・スタイルズのサウンドを体感できます（空間オーディオは対応デバイスと対応コンテンツでご利用いただけます）。

空間オーディオは、Appleが1年前に発表した機能です。Apple Musicのロスレスおよびハイレゾロスレス対応と同時に発表されましたが、Appleのストリーミング音楽サービスで曲を聴く際に最も顕著な機能の一つです。SpotifyやYouTube Musicなどでは聞き取れない、曲の微妙な部分までも聞き分けることができるからです。

昨年末、Appleは第3世代AirPodsを発表しました。ついに、ダイナミックヘッドトラッキングを備えた空間オーディオ機能が搭載されました。この機能はこれまでAirPods ProとAirPods Maxでのみ利用可能でした。この機能をオンにすると、頭の動きに合わせて曲も動きます。これはApple TV+の番組でも利用できます。

ハリー・スタイルズを起用したこのCMには、彼の最新曲「Music For A Sushi Restaurant」が使われており、空間オーディオ技術をうまく活用することで素晴らしいサウンドを実現できることを示す好例と言えるでしょう。ちなみに、Appleがハリー・スタイルズをフィーチャーするのは今回が初めてではありません。Apple Musicは先日、彼のライブパフォーマンスを訴求するキャンペーンの一環として、彼のコンサートをストリーミング配信しました。

Apple がいつの日か iPod を復活させるか、あるいは HomePod の新モデルを発表するかはともかく、ひとつ確かなことは、以下の広告で既に示されているように、音楽は確実に生き続けるということだ。

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