開発者が顧客に小さなアプリを出荷し、必要に応じて追加コンテンツをダウンロードできるようにするApp Thinning（またはApp Slicing）というiOS 9の新機能のリリースを当初控えていたが、Apple社は今回、遅延の原因となっていた問題を解決したと発表した。最近リリースされたiOS 9.0.2以降、ユーザーはApp Thinningを活用したアップデート版のアプリにアクセスできるようになる。Apple社はまた、Game Center関連の変更について開発者に最新情報を提供し、Apple社の開発者セッションからコンテンツを見つけるための改善された方法を展開した。Apple社は、iOS 9が最初にリリースされて間もなく、App Slicingが利用できなくなることを初めて明らかにした。当時、Apple社は、復元されたアプリが完全には復元されない可能性があるというiCloudバックアップに関するバグを指摘した。iCloudバックアップのバグへの言及は、iOS 9のオンボーディング画面にも記載されていた。Apple社によると、この問題はその後iOS 9.0.2で修正されたという。

アプリのスライスに影響する問題は修正され、iOS 9.0.2 以降を実行しているユーザーがダウンロードすると、デバイス固有のバージョンのアプリが配信されるようになりました。

また、開発者にとってのニュースとして、Apple はセッションのトランスクリプトを使用したキーワード検索を可能にし、WWDC コンテンツを簡単に検索できるようにしたと述べています。

最近の検索機能のアップデートにより、WWDCビデオで紹介された情報を簡単に見つけ、共有できるようになりました。キーワードを検索すると、ビデオ内でそのキーワードが言及されている箇所をすべて見つけることができます。ビデオ内でキーワードが言及された箇所に直接移動したり、リンクを簡単に共有したりできます。

新しい検索機能は、asciiwwdc.com のようなサードパーティサービスと同様の目的を持つものとなっています。Apple の新しい検索ツールは、開発者向けにこちらから入手できます。

最後に、Apple は Game Center サンドボックスに関するアップデートを公開しました。

WWDC 2015では、ゲーム開発とベータテストの簡素化のため、Game Centerの開発サンドボックス環境を廃止することを発表しました。本日より、サンドボックスはご利用いただけなくなり、iOSとOS Xのすべてのバージョンで開発テスト用の本番環境に自動的に切り替わります。

各アップデートの詳細については、developer.apple.com/news をご覧ください。

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