ここ数年、5Gは商業分野において画期的な技術となっています。スマートフォンやタブレットに搭載され、自宅のWi-Fiネットワークから離れた場所でも高速インターネット接続を可能にします。現在、ロッキード・マーティンはこの技術を国防総省に導入する計画を立てています。

ロッキード・マーティンは水曜日、キーサイト・テクノロジーズと提携し、地上および宇宙ベースのネットワークを介した軍事通信のテストベッドである5G.MILを開発すると発表した。

ロッキード・マーティンは、民間セクターにおける専門知識を活用し、陸、海、空、宇宙、サイバー領域にわたるミッションクリティカルな運用において、5Gテクノロジーを迅速かつ低コストで拡張、適応、統合しています。キーサイトのエンドツーエンド5Gテストプラットフォームは、広く商用利用されており、防衛産業の厳しい要件を満たすカスタマイズされたソリューションを開発する機会を提供します。

ロッキード・マーティンの5G.MILプログラム担当副社長、ダン・ライス氏

国防総省は、SpaceXのStarlink衛星群を含む新たな通信ソリューションに関心を示してきました。国防総省の資産とネットワークインフラ間の通信に5Gソリューションが加われば、状況は大きく変わる可能性があります。

キーサイト・テクノロジーズが5Gの専門知識を提供

5G.MILの開発段階および運用段階における堅牢性を確保するため、ロッキードはキーサイトと提携しています。キーサイトは5Gソリューションのテストにおいて豊富な経験を有しており、テストベッドの開発を支援するための戦略的協力覚書を締結しています。

陸海空のあらゆる作戦を支える、将来を見据えたシームレスで安全な通信リンクの展開は、5G、衛星、無人航空機、人工知能、クラウド技術の統合にかかっています。ロッキード・マーティンは、キーサイトの柔軟で拡張性に優れ、完全自動化されたテスト、測定、検証、最適化ツールのポートフォリオを活用し、航空宇宙・防衛業界でこれまでにない最先端の5Gおよびハイブリッドネットワーク向けテストベッドを構築しました。

キーサイト・テクノロジーズの航空宇宙防衛政府ソリューション担当ゼネラルマネージャー、ヴィンス・グエン氏

テストベッドは7月に運用能力に到達しました。今後、両社は国防総省のニーズに応える新たな機能や新たな研究の導入に取り組んでいきます。

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