Apple初の複合現実（MR）ヘッドセットについては、来年中に発売されるとの噂が飛び交っています。しかし、その日はまだ来ていませんが、Lenovoは最新のARグラス「T1」を発表しました。なんと、iPhone、iPad、そしてMacでも使えるというのです。

Lenovo Glasses T1をご紹介します

Lenovo Glasses T1は、この製品カテゴリーを一般向けに展開するための同社独自の答えです。デザインは非常にシンプルで、革新的な点はありません。特殊なレンズを装着した黒いメガネというだけのものです。実際、同社はこれを「パーソナルモバイルディスプレイソリューション」と位置付けており、他のデバイスに接続した場合にのみ機能します。

Lenovoの新しいARグラスのハードウェアは、特に印象的なものではありませんが、ほとんどの状況で十分なようです。1080p解像度のマイクロOLEDパネルを2枚搭載し、60HzのフレームレートでフルHDコンテンツを表示できます。また、ブルーライト軽減とフリッカー軽減の認証も取得しており、目の快適性を高めています。

Lenovo Glasses T1のプロトタイプを試用したArsTechnicaによると、明るさは適切で色彩も鮮やかで、インターフェースとテキストも十分に「明瞭」とのことです。しかし、このレポートでは、操作は別のデバイスを介して行うため、操作が時々ぎこちなく感じるかもしれないとも指摘されています。

デバイスの低価格化を図るため、Lenovoの新しいメガネにはプロセッサが内蔵されていません。そのため、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターへの接続が必要です。USB-Cケーブルを介して互換性のあるデバイスに接続でき、LenovoによるとiPhoneユーザー向けにアダプターも用意される予定です。

もちろん、これはメガネでできることを制限してしまうことになります。Lenovoによると、この製品は、コンピューターやスマートフォンで見ているものを拡張し、より没入感のある体験を求めるユーザーを対象としています。例えば、映画鑑賞やゲームプレイなどに使用できます。ちなみに、このメガネにはスピーカーも内蔵されています。

価格と在庫状況

レノボの新しいメガネは、今年後半に中国で発売され、2023年には「選ばれた市場」に登場予定です。同社は価格の詳細は明らかにしていませんが、同社の代表者はArsTechnicaに対し、製品の価格は500ドル以下になる予定だと述べています。

一方、Appleは2つの新しいAR/VR製品を開発中であると報じられています。高性能ハードウェアを搭載するため、最大3,000ドルの価格になると予想される複合現実ヘッドセットに加え、Appleは将来的に独自のARグラスも発売する計画です。

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