今月初め、アップルはSECに委任状説明書を提出し、同社が2018年にティム・クックの個人警備に31万ドルを費やしていたことが明らかになった。今回、Wiredは、アップルのクックの個人警備への支出を他のシリコンバレーのCEOと比べて詳しく検証した。

SECの提出書類を引用した報告書では、AmazonとOracleがそれぞれジェフ・ベゾスとラリー・エリソンの個人警備に160万ドルを費やしたと説明している。一方、アルファベットはサンダー・ピチャイの個人警備に60万ドル以上、元幹部のエリック・シュミットの個人警備に30万ドル近くを費やした。

インテルは2017年、前CEOのブライアン・クルザニッチ氏を守るために120万ドルという巨額を費やした。しかし、最も注目すべきは、フェイスブックのCEOマーク・ザッカーバーグ氏が2017年に同社に730万ドルの損害を与えたことで、この額は2018年には少なくとも1000万ドルに上ると予想されている。これは2013年の230万ドルから大幅に増加しているが、驚くべきことではない。

ザッカーバーグ氏を守るための1000万ドルは、米国の企業幹部のセキュリティに費やされた金額としてはおそらく最大級だろうと、シカゴに拠点を置くセキュリティコンサルタント会社ヒラード・ハインツェのCEO兼創業者、アーネット・ハインツェ氏は語る。同社の顧客にはフェイスブック以外のフォーチュン500社が多数含まれる。

「この1,000万ドルは、国内でもトップ5に入る高額だと思います。Facebookに関するメディアの報道を見る限り、妥当な支出水準のように思えます」とハインツェ氏は言う。

特にティム・クック氏の場合、2018年の彼の個人警備費用は、Appleがクック氏の警備に70万ドルを費やした2015年と比べて実際に大幅に減少した。2016年にはその数字は22万ドルに減少し、2017年にはAppleは22万4000ドルを費やした。

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