ブルームバーグの新しい報道によると、現在Apple Vision Proのシニアディレクター兼製品マーケティング責任者であるフランク・カサノバ氏が、同社に36年間勤務した後、退職するとのこと。これにより、Appleはまたしても重要なディレクターを失うことになる。

Vision Proのマーケティング責任者がAppleを退社

報道によると、カサノバ氏はLinkedInのプロフィールで自身の退職を認めた。カサノバ氏は長年Appleに在籍し、これまで様々な役職を歴任してきた。1997年にはMac OS Xのグラフィックス担当シニアディレクターに就任。10年後にはマーケティングチームに異動し、世界中の新規キャリアへのiPhoneの展開を支援した。

2019 年、Apple は彼を拡張現実ツールのマーケティング責任者に選び、その結果、Apple Vision Pro の開発と発売において重要な役割を担うことになりました。

Vision Proは2023年6月に発表され、今年2月に米国で発売されました。発売に際し、カサノバ氏はロサンゼルスのApple The Groveストアで開催されたVision Proの発表会に出席している姿が目撃されました。カサノバ氏には、Appleのサービス担当バイスプレジデントであるエディ・キュー氏と、ヘッドセットの開発を監督したダン・リッチオ氏も同席していました。

Vision Proは3,499ドルという高額な価格と限られた供給数のため、発売は控えめな展開となりました。アナリストは、Appleが年末までにこのヘッドセットを約40万台出荷すると予測していますが、当初の予測は最大80万台でした。

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