ティム・クック氏をはじめとするApple取締役会メンバーは、Appleが新製品カテゴリーの立ち上げに時間をかけても構わないと考えているかもしれないが、投資家はそれほど忍耐強くないかもしれないと、BTIGのアナリスト、ウォルター・ピエシック氏は警告する。ピエシック氏はまた、Mac Proも、噂されている大画面のiPhone 6も、市場のイノベーションへの期待に応えることはできないと主張した。

3月にこの銘柄の格上げを行った際、Appleは2014年度に50億ドルの売上高を生み出す新製品を発表できると想定していました。しかし、その新製品は実現しませんでした。懸念がないとは言えません。例えば、Appleが6月のWWDCで新型Mac Proを発表した際、フィル・シラーは「俺にはイノベーションなんてできない」と誇らしげに語りました。もし同社がイノベーションを「これだ」と考えているのであれば、EPSの成長には懸念材料が残るはずです。

投資ノートの中で、ピエシック氏は、ティム・クック氏が期待通りの成果を上げなければ、投資家の新たな監視に直面する可能性があると警告し  ている。