Appleのグローバル人事担当副社長、デニス・ヤング＝スミス氏は先週、ダイバーシティとインクルージョンに関するメールを全従業員に送付しました。このメールは、Appleが社内のダイバーシティを推進するために最近行っている一連のイベントの続きです。8月中旬には、Appleはダイバーシティに関するデータを公開し、インクルージョンを推進するための社内イベントを開催しました。ヤング＝スミス氏は今年初めにApple全社人事部長に昇進し、先月にはAppleの公式役員経歴ページに掲載されたことでさらに注目を集めました。情報筋によると、メールの全文は以下の通りです。

チーム、

ティムは、Appleにおけるインクルージョンとダイバーシティについて、継続的な議論を開始しました。私たちの役割や立場に関わらず、これは私たち全員にとって、お客様にとって、そしてAppleでのキャリアを考えている人にとって、重要かつ意義深いことです。

「In Your Voice」でいただいたフィードバックは、まさに期待通りのものでした。誠実で情熱的な意見であり、世界中の多様な考え方や視点を広く代表するものでした。大変感謝しています。

多くの皆さんが、Appleのインクルージョン文化が、プライベートでも仕事でも、人生をどのように変えたかについてのストーリーを共有してくれました。「採用された時、私は55歳を超えていました。採用担当者は年齢や髪の色にとらわれず、ありのままの私を見てくれました。Appleの挑戦に立ち向かう、エネルギッシュで勤勉な人材です。ありがとうございます。」 「私は、人と違う生き方や考え方をすることで報われます。以前の経験や環境では、私の視点は他人が対処しなければならないもののように思えましたが、この環境では私の視点が評価されます。」

何人かの参加者は、Apple を国連に例え、職場で周囲で多くの言語が話されているのを日常的に聞き、グローバルな視点から恩恵を受けていると説明しました。

Appleが改善できる点について、皆さんは指摘してくださいました。チームやマネージャーがインクルーシブな組織になるために、もっと努力できるとおっしゃっていました。これは、言葉選びから採用方法、そして互いに関わり、育成していく方法に至るまで、しばしば微妙な形で現れます。私たちは皆、それぞれに独自の人生経験を持ち合わせており、それが私たちを形作り、他者や周囲の世界に対する見方に影響を与えています。自分の行動が他者にどのような影響を与えるかをより意識することで、誰もが恩恵を受けることができます。

皆さんの中には、自分の場所から離れたチームや取り組みに、思うように繋がりを感じられないという声を寄せてくださった方もいらっしゃいました。また、組織内にいる多くの素晴らしいロールモデルの方々の話を聞き、繋がりたいと願っている方もいらっしゃいます。これらは私たちが大きく改善できる点であり、必ず改善します。そして、必ず改善します。

私たちは、インクルーシブであることが最高のイノベーションの源泉であると心から信じています。ある方はこうおっしゃいました。「私たちの製品をすべての人類にとって素晴らしいものにするためには、多様性が不可欠です。チームが多様であればあるほど、世界にとってより優れた製品を生み出すことができます。」

それに加えて、私たちは、多様性の豊かさを最大限活用するために、日々の業務の中でインクルージョンへの積極的な取り組みを示す必要があることを認識しています。

私たちは、イノベーション、インクルージョン、そしてもちろん、私たち全員がここにいる理由である、インパクトを与え、最高の仕事をすることについて、この会話やその他の対話をさらに深めていきます。共に。

今後とも皆様のご意見やアイデアをお待ちしております。

デニス

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