EMEA（欧州・中東・アフリカ）地域におけるXbox Liveマーケティング責任者だったロビン・バロウズ氏は、マイクロソフトを退社してアップルに移り、現在はiTunes EuropeのApp Storeマーケティングを統括しています。LinkedInのプロフィールによると、バロウズ氏は7年間Xbox Liveマーケティングを率い、製品、事業、マーケティング管理に加え、地域をまたいだXbox Liveの企画、戦略、リーダーシップを担っていました。アップル入社以前は、マイクロソフトのMSNオンライン事業でイベント/B2Bマーケティングマネージャーを務めた後、英国の小売チェーンHMV（プロモーションマネージャー）、テネント・カレドニアン・ブリュワリーズ（ブランドマーケティングマネージャー）に携わっていました。

バロウズ氏は1991年にストラスクライド大学を卒業した。Appleは、この新規採用についてコメントを避けた。ゲーム業界のベテランを新たに採用したことは、AppleがヨーロッパでiTunesゲーム事業を拡大したいという意向を示している。Appleのヨーロッパおよび世界における事業は、iPhoneの好調な販売により活況を呈している。興味深いことに、Microsoftのウェブサイトに掲載されたソフトウェア開発エンジニアの求人広告には、iOSデバイス向けのXbox Liveゲームを示唆する内容が含まれている可能性がある。Microsoftの広報担当者はForbes誌に対し、「Xboxの体験やタイトルの一部を他のプラットフォームにも展開する取り組みを進めて いる」と語った。

バロウズ氏のLinkedInプロフィールには、彼の主な業績として、Xtival Free Live Weekend、Summer of Footballプロモーションキャンペーン、エンターテイメントコンテンツ戦略、そして数々の小売プロモーションなど、複数の新規事業の開発と実行が記されています。また、「2008年から2010年にかけて、すべてのサブスクリプションと収益目標を上回り、有料サブスクリプションとARPUの両方で顕著な増加を達成しました」と記されています。まさにAppleがチームに迎え入れたいA級プレイヤーと言えるでしょう。Appleは、他の著名な業界専門家を起用して、App Storeの人材強化に尽力しています。

iOSゲームは、App Storeの総収益の推定3分の1をはるかに超える収益を上げ続けています。MCVが指摘したように、Appleは昨年、iOSアプリのプロモーションのために、元任天堂の広報責任者であるロバート・サンダース氏を採用しました。他にも、Activision、EA、Xboxの広報責任者を務めたニック・グランジ氏など、注目を集めた人物がいます。彼はAppleのハードウェア事業のプロモーションを担当しています。最近の、そしてこれまでで最も物議を醸した採用は、ヨーロッパの家電量販店チェーンDixonsのCEOを務めていたジョン・ブロウェット氏を新たにリテールマネージャーとして採用したことです。

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