ジェイコブ・アッペルバウム アーカイブc

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2013年12月号の「ジェイコブ・アッペルバウム」の2つの物語

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Apple、NSAのiPhoneスパイ疑惑に対し守勢に

ジョーダン・カーンのアバター 2013年12月31日午前9時02分(太平洋標準時)

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http://www.youtube.com/watch?v=b0w36GAyZIA#t=270

昨日、セキュリティ研究者のジェイコブ・アッペルバウム氏によるプレゼンテーションについて報じました。そのプレゼンテーションでは、NSA(国家安全保障局)がiPhoneへのスパイウェアのインストールにおいて「100%の成功率」を主張していたとされる流出文書が提示されたと報じられています。この非難を受け、AppleはTechCrunchに提供された声明で公式に反論しました。

Appleは、iPhoneを含むいかなる製品にもNSA(国家安全保障局)がバックドアを作成するために協力したことは一度もありません。また、NSAが当社の製品を標的としたとされるプログラムについても認識していません。私たちはお客様のプライバシーとセキュリティを深く重視しています。私たちのチームは、製品のセキュリティをさらに強化するために継続的に取り組んでおり、お客様が最新のソフトウェアを簡単に利用できるようにしています。Appleの業界をリードするセキュリティを脅かす試みがあった場合、私たちは徹底的な調査を行い、お客様を保護するために適切な措置を講じます。私たちは、誰が背後にいるかに関わらず、悪意のあるハッカーの先手を打つために、そしてお客様をセキュリティ攻撃から守るために、今後もリソースを活用していきます。

上記のアッペルバウム氏のプレゼンテーションで詳細が説明され、ドイツのニュースサイト「デア・シュピーゲル」 で初めて公開されたNSAの流出文書に よると、「DROPOUTJEEP」と呼ばれるNSAのプログラムによって、職員はiPhoneに保存されているほぼすべてのデータ(位置情報、テキストメッセージ、連絡先リスト、デバイスのマイクとカメラを含む)にアクセスできるとのことです。報道によると、NSAはこのスパイウェアをインストールするためにデバイスへの物理的なアクセスが必要であり、これはオンライン送信を傍受することで実現可能でした。しかし、リモートインストール可能なバージョンが開発中だったと報じられています。Appleの本日の声明は、Appleがこのプログラムについて事前に知っていた可能性があるというアッペルバウム氏の主張(下記)に反論しているようです。展開展開閉じる


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NSAはマイクやカメラを含むiPhoneへのほぼ完全なアクセス権を持っていたとセキュリティ研究者が語る

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ドイツのハンブルクで開催されたカオス・コミュニケーション・カンファレンスでセキュリティ研究者のジェイコブ・アッペルバウム氏が行ったプレゼンテーションによると、NSAはiPhoneに保存されている位置情報、テキストメッセージ、連絡先リストなどほぼすべてのデータにアクセスできるほか、マイクとカメラの両方を起動する機能も含まれるという。

アペルバウム氏は、NSAがiPhoneへのスパイウェアのインストールにおいて「100%の成功率」を誇っていると主張していた、流出したとされる文書を提示した。文書は2008年に遡り、当時NSAはスパイウェアをインストールするためにiPhoneへの物理的なアクセスを必要としていたが、リモートからインストール可能なバージョンが開発中であるとされていた。

携帯電話への物理的なアクセスさえも、NSAにとっては障害にはならなかったようだ…  拡大拡大閉じる