Appleは、App Storeのサブスクリプションに新たな「コンティンジェント・プライシング（条件付き価格設定）」機能を導入すると発表しました。同社によると、この機能により開発者は「ユーザーが別のサブスクリプションに加入している限り、割引されたサブスクリプション価格を提供する」ことで、「ユーザーを引きつけ、維持する」新たな手段を得ることができるとのことです。

Apple Developer ウェブサイトの投稿で、Apple は次のように説明しています。

App Storeのサブスクリプションの条件付き価格設定は、サブスクリプション利用者の誘致と維持に役立つ新機能で、顧客が別のサブスクリプションにアクティブに加入している限り、割引されたサブスクリプション価格を提供できます。

この新しい条件付き価格設定機能の興味深い点の一つは、1つの開発者からのサブスクリプションにも、2つの異なる開発者からのサブスクリプションにも適用できることです。例えば、Appleは、ある開発者が別の開発者からのサブスクリプションに現在登録しているユーザーに割引価格を提供することで、新規ユーザーを誘致できると説明しています。

条件付き価格設定は、1つの開発者または2つの異なる開発者のサブスクリプションに適用できます。例えば、Ocean Journalのプレミアムサブスクリプションをお持ちのお客様に、Mountain Climberを通常月額5.99ドルではなく、月額4.99ドルの割引価格でご提供できます。お客様はOcean Journalのサブスクリプションを継続する限り、割引価格をお支払いいただきます。

お客様は、アプリ内、プラットフォーム外のマーケティングチャネル、そしてApp Storeでの予定されている広告掲載などを通じて、これらの価格割引をご確認いただけます。Appleは導入管理をサポートし、提示された条件付き価格に基づいて、お客様にシームレスな利用と購入体験を提供します。

Apple によれば、現在この新機能を試験運用中で、開発者は 1 月に詳細が明らかになった際に通知を受け取るためにサインアップできるという。

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