Appleは、MacBook Proのバッテリー寿命問題をめぐる論争を受けて、macOS Sierraのバッテリーパフォーマンスをさらに最適化しているようです。macOS 10.12.3ベータ4では、メニューバーのバッテリーステータスインジケータの下に、どのアプリや機能が大量の電力を消費しているかを確認するための新しい「ディスプレイの明るさ」項目が追加されました。

新しい「ディスプレイの明るさ」項目は、画面の明るさが約 80% を超えたときにのみ表示されるようで、新しい項目をクリックすると、ディスプレイの明るさがそのしきい値以下に自動的に下がります。

この新しい動作は、「明るさを自動調整する」が有効になっている場合でも機能し、明るさを下げる項目をクリックした後、手動で明るさを上げることができます。

ここでの考え方は、明るさを下げることは消費電力を抑え、バッテリー寿命を延ばすためのより効果的な方法の一つですが、場合によってはより高い明るさレベルが必要になることもあります。しかし、充電前にバッテリー寿命を少し延ばしたい場合、この新機能は役立つ可能性があります。

Apple は、どのアプリや機能がより多くのエネルギーを消費しているかを報告する際に iOS でも同様の方法を使用していますが、iOS には macOS にはまだない低電力モードも含まれています。

この新しいエントリは、Appleが不正確さに関する苦情を受けて「残り時間」インジケータを削除したのと同じ場所に表示されます。macOS 10.12.3ベータ版は現在、開発者とパブリックベータテスターのみが利用可能です。このソフトウェアアップデートは、将来的にすべてのmacOS Sierraユーザーに提供される予定です。

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