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位置情報、ウェブカメラ、アドレス帳などを監視できるMorcut/Crisis Macマルウェア
2012年7月26日午後12時52分(太平洋標準時)
昨日、OS Xを標的として発見された「Crisis」(別名「OSX/Morcut-A」)というトロイの木馬についてお伝えしましたが、ユーザーにとってリスクは低いと考えられています。本日、セキュリティ企業SophosがMorcutマルウェアのコードについてさらに詳しい情報を提供し、以下のものを制御するコードが明らかになりました。
- マウス座標
- インスタントメッセンジャー(例:Skype(通話データを含む)、Adium、MSN Messenger)
- 位置
- 内蔵ウェブカメラ
- クリップボードの内容
- キーの押下
- 実行中のアプリケーション
- ウェブURL
- スクリーンショット
- 内蔵マイク
- カレンダーデータとアラート
- デバイス情報
- アドレス帳の内容
このマルウェアは、ユーザーをスパイすることを目的として特別に作成されたようです。しかしながら、感染したユーザーの事例は報告されていないため、脅威のリスクは依然として低いと考えられています。