
SpotifyやAppleのBeats Musicといったサービスの人気が高まる中、ビルボードは初めて、毎週のビルボード200チャートに音楽ストリーミングサービスのデータを追加する予定です。ニューヨーク・タイムズ紙によると、ビルボードとニールセン・サウンドスキャンは、ユーザーが聴いている音楽に基づいて人気アルバムをより正確に反映するため、既存のチャートでカバーされている音楽売上に加え、音楽ストリーミングサービスのストリーミングとダウンロードの両方を組み込む予定とのことです。ストリーミングサービスを含む最初のチャートは来週のデータを含み、12月4日にオンラインで公開されます。
ビルボードのチャート担当ディレクター、シルヴィオ・ピエトロルオンゴ氏は、売上だけでなくストリーミング再生も考慮することで、新しいチャートは現代の人々の音楽の聴き方をより正確に反映するだろうと述べた。「これまでは、アルバムを購入した最初の衝動だけに注目していました」とピエトロルオンゴ氏はインタビューで語った。「これからは、そうしたエンゲージメントに注目し、アルバムの人気を時系列で測ることができるようになりました。」
より具体的には、ビルボード 200 の新しい計算式では、1,500 曲のストリームがアルバム売上としてカウントされるほか、「トラック相当アルバム」として同じ曲の 10 回のダウンロードがアルバム売上としてカウントされます。
SoundScanとBillboardは、Spotify、Beats Music、Rdio、Rhapsody、Google Playなどのサービスにおける楽曲のストリーミング再生回数1,500回をアルバム売上と同等とみなします。また、Billboard 200のアルバムランキングの算出式に、業界で一般的な基準である「トラック相当アルバム数」(個々の楽曲のダウンロード回数10回)を初めて採用します。
このレポートでは、ストリーミングサービスを含めることでランキングがどのように変化するかの例を挙げ、チャートで36位だった人気アルバムが、ストリーミングデータを含めれば9位になっていただろうと指摘しています。「例えば、9月に初登場1位となったアリアナ・グランデの『マイ・エヴリシング』は、先週のチャートでは1万枚の売上で36位でした。新しい計算式では、9位になっていたでしょう。」
最近のデータによると、Appleは2014年に音楽売上が14%減少したため、この変更はAppleにとって重要な意味を持つ。また、ストリーミングサービスの収益増加とデジタル売上の減少が、AppleによるBeats Music買収の大きな動機の一つと考えられている。Appleは来年、Beats MusicサービスをiOSにバンドルし、場合によってはiTunesの一部にすることで、同サービスに力を入れる計画だと報じられている。
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