3年前に導入され、iOS 10で大幅にリニューアルされたApple Musicは、iOSユーザー向けにはミュージックアプリとして提供されています。開発者向けには、Appleは2017年にMusicKit APIを導入し、最近ではウェブサイトからユーザーの音楽ライブラリにアクセスできるようにするMusicKit on the Webを導入しました。これにより、Web上でApple Musicを快適に体験できるMusishが登場しました。

本日、インド人開発者兼UXデザイナーのTanmay Sonawane氏が、Apple Musicアプリの代替となる新しいiOSアプリ「Soor」を発表しました。Soorは、サードパーティ開発者がMusicKit APIを通じて利用できるApple Musicの機能をフルに実装しています。

このアプリの主な目的の一つは、ユーザーが新しい音楽を見つけやすくすることです。開発者によると、Appleのネイティブアプリでは、この作業は煩雑すぎるとのことです。Soorは、トレンドや厳選されたコンテンツをアプリのホーム画面に表示することでこの問題を解決し、ユーザーが新しい音楽を試すきっかけとなるよう支援しています。

このアプリで一番注目したのは、1週間音楽鑑賞専用に使ってみたのですが、その美しく洗練されたユーザーインターフェースです。この点では、Apple純正のミュージックアプリよりも優れていると思います。

Soorは、開発者が「プル・トゥ・リーチ」と呼ぶ新しいタイプのジェスチャーも実装しています。これは「プル・トゥ・リフレッシュ」に似ていますが、画面上のコンテンツを更新する代わりに、画面上部のコントロール間を切り替え、指を画面から離すとハイライトされたボタンがアクティブになります。私はこの新しいジェスチャーに慣れてきて、iPhone XS Maxのような大型デバイスで片手で操作できるようにする良い方法だと思っています。

アプリ全体でドラッグ＆ドロップがサポートされているのも、優れた機能の一つです。再生中のキューは、曲を対応するスロットにドラッグ＆ドロップするだけで簡単に変更できます。プレイリストへの曲の追加も簡単です。曲をドラッグすると、プレイリストのコレクションを含むドロワーが表示されます。曲をプレイリストにドロップするだけで、リストが更新されます。これらの機能の動作を確認するには、以下のビデオをご覧ください。

このアプリにはミュージックアプリと比べていくつかの制限がありますが、これらはすべてMusicKit APIの制限によるものです。ライブラリから曲を削除したり、プレイリストの曲を並べ替えたり、削除したり、名前を変更したりすることはできません。また、フレンドフィードも利用できません。

Apple Musicのサブスクリプションに登録していて、iOSで音楽を楽しむ新しい方法を探しているなら、Soorは間違いなく素晴らしい選択肢です。美しく直感的なユーザーインターフェース、ジェスチャー、そしてダークモードを備えたSoorは、私にとって音楽を楽しむための頼りになるアプリになりました。

Soor は、App Store で 9.99 ドルの 1 回限りの購入で入手できます。

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