中国政府のファイアウォールが偽のログインページにトラフィックをリダイレクトしたことが原因とされるiCloudへのフィッシング攻撃の証拠が浮上してから2日後、中国の国営通信社である 新華網は、北京でティム・クック氏と中国の馬凱副首相が会談したと報じている。

中国の馬凱副首相とアップル社のティム・クックCEOは水曜日、中央政府所在地の中南海で会談し、利用者情報保護について意見交換を行った。 また、情報通信分野における協力強化についても意見交換を行った。

中国政府は、特定のサイトをブロックし、政府が好まないサイトからのトラフィックを公式に認可されたサイトにリダイレクトできる全国規模のファイアウォールを展開することで、インターネットへのアクセスを検閲しています…

Appleは、icloud.comのトラフィックを偽のウェブサイトにリダイレクトしたのは政府のファイアウォールであるという主張を具体的に認めなかったが、同社はサポート文書を公開し、「安全でない証明書を使用してユーザー情報を取得する断続的な組織的なネットワーク攻撃を認識している」と述べた。

二人の会話は、おそらく最も丁寧な外交用語で表現されていただろうが、それでも非常に興味深い聞き物になっただろう…

クックCEOは先月、著名人のヌード写真が流出した事件を受け、ユーザーのプライバシーとセキュリティに対する同社のコミットメントを改めて強調しました。流出した写真の一部はiCloudから取得されたものとみられます。フィッシングメールと脆弱なセキュリティ質問を組み合わせた攻撃手法が用いられました。これを受けてAppleはiCloud.comで2要素認証を再導入し、今月初めからはアプリ固有のパスワードも必須としました。

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