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レコーディング・アカデミーは12月、スティーブ・ジョブズ氏に「非営利の立場で業界に多大な貢献をした」として評議員賞を授与すると発表した。

エディ・キューは昨夜、ジョブズのために名誉グラミー賞を受け取った（Macrumors経由）。

スティーブの妻ローレン、お子様たち、そしてAppleの全員を代表し、スティーブにトラスティーズ・グラミー賞を授与していただき、誠にありがとうございます。スティーブは先見の明があり、良き指導者であり、そして親友でもありました。この15年間、彼と共に仕事ができるという素晴らしい栄誉に恵まれました。

この賞を受け取ることは私にとって大きな意味を持ちます。なぜなら、彼にとって音楽はかけがえのない存在だったからです。彼は音楽が人生を形作り、今の自分を形作ったと言っていました。スティーブを知る人なら誰でも、ボブ・ディランやビートルズといったアーティストが彼に与えた深い影響を知っています。

スティーブは革新的な方法で音楽をすべての人に届けることに注力していました。私たちは毎日そのことについて語り合いました。2001年にiPodを発表した時、人々は「なぜAppleは音楽プレーヤーを作るのか？」と尋ねました。彼の答えはシンプルでした。「私たちは音楽が大好きで、好きなことをするのはいつでも良いことだ。」

彼の家族も私も、このグラミー賞が彼にとってとても特別なものであったことを知っていますので、今日彼を称えてくださったことに感謝します。

世界的に有名なチェロ奏者でありジョブズの友人でもあるヨーヨー・マは、次のように追悼した。

スティーブに出会う前、私はまず彼に断らなければなりませんでした。90年代初頭、仕事と幼い家族との家庭生活を両立させようと必死でツアーに奔走していた時、一本の電話がかかってきました。スティーブ・ジョブズがヨセミテで結婚式を挙げるので、私に演奏してほしいと頼まれたのです。私は大変残念に思い、断りました。数年後、スティーブと再会した時、彼の奥様と子供たちにも紹介されました。彼の家族の素朴さ、率直さ、そしてオープンさに、私は深く感銘を受けました。スティーブは彼が大切にしているものを見せてくれ、私は彼らの結婚式で演奏したかった曲を共有しました。そこから友情が育まれていきました。

その後も多くのミーティングがあり、コンサート前のピクニックディナーや、伝説的なプレゼンテーションの後にランチを囲むこともあった。スティーブはいつも「もう一つ」の最新情報を喜んで共有してくれた。カリフォルニア大学バークレー校で、彼がiPhoneのプロトタイプを取り出し、驚愕するシルクロード・アンサンブルのメンバーたちと私のために披露してくれたこと、直感と知性、そして革新的な人材育成のために学生たちの規律ある想像力を刺激することの重要性について話し合ったことは、決して忘れない。彼の生涯の仕事は、父ポールの教えを反映していた。「何かを作るときは、たとえ誰も見なくても、裏側も表と同じくらい美しくあるようにしなさい」

昨年は3回も会いに行き、春にはスティーブから葬儀で演奏してほしいと頼まれました。私は、スティーブが私の葬儀でスピーチをしてくれるなら、喜んで演奏すると答えました。言うまでもなく、スティーブの望みは叶えられました。多くの人と同じように、私も彼が与えた影響、私の考え方を変える助けとなった素晴らしいツール、そして何よりも彼の並外れた友情に、いつまでも感謝しています。

（チェロ奏者のヨーヨー・マは、グラミー賞を16回受賞しています。彼の最新レコーディングは、同じくグラミー賞受賞の弦楽器の巨匠、スチュアート・ダンカン、エドガー・マイヤー、クリス・シーリーとの共演作『ザ・ゴート・ロデオ・セッションズ』です。このレビューは、もともと『エンターテインメント・ウィークリー』誌に掲載されたものです。）

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