本日をもって、MobileMeはApple独自のSync Services（プログラムと対応デバイス間のデータ同期プラットフォーム）の使用を停止しました。既に指摘したように、この変更は最近リリースされたOffice for Mac 2011 Service Pack 1にも影響を及ぼしており、このサービスはOutlookカレンダーをiPhoneと同期するためにこのプラットフォームを利用していました。その結果、Macユーザーはデバイスを物理的に接続し、iTunes経由で同期しなければならなくなり、プッシュカレンダーの本来の目的が損なわれてしまいます。

あるいは、メールクライアントを変更して、メールアプリがサポートするメールサーバーを経由するという方法もあります。OutlookカレンダーとiOSデバイスを完璧に同期させるだけでも、面倒すぎるように思えるかもしれません。Mac上でWindows経由でOutlookカレンダーをiOSデバイスとワイヤレスで同期できる回避策があります。

Parallels Desktop 6 for Mac は、仮想化技術を利用して Windows 版 Outlook を Mac のプログラムと並行して実行するために必要です。Parallels Desktop for Mac 内で Windows を起動し、Windows 版 Outlook と MobileMe クラウド間のカレンダー同期をサポートする最新バージョンの MobileMe コントロールパネル for Windows をインストールしてください。残念ながら、この記事の執筆時点では Outlook for Mac にはそのようなソリューションがありませんでした。「スタート」>「コントロールパネル」メニューから MobileMe コントロールパネル アプレットを起動してください。MobileMe の認証情報を入力し、「同期」タブをクリックします。「カレンダー」ドロップダウンメニューから「Outlook」を選択し、「OK」をクリックしてください。

アプレットを MobileMe と継続的に同期するように設定することもお勧めします。

こうすることで、Outlookカレンダーに加えられた変更はすぐにクラウドに送信され、クラウドから承認済みのiOSデバイスにプッシュ配信され、その逆も同様に行われます。また、iOSデバイスでMobileMeアカウントを設定することもお忘れなく。手順は以下のとおりです。

iOSデバイスのホーム画面で「設定」をタップし、「メール/連絡先/カレンダー」をタップします。「新しいデータを取得」が「プッシュ」になっていることを確認してください。「アカウントを追加」をタップし、「MobileMe」を選択してMobileMeアカウント情報を入力し、「保存」をタップします。MobileMeのメール、連絡先、ブックマーク、メモ、カレンダーを同期するかどうかを選択できます。もちろん、カレンダーはオンになっていることを確認してください。

もちろん、ここで紹介する方法では、Parallels Desktop for Mac 内で Windows 版 Outlook のカレンダーを管理する必要があります。また、無料トライアルアカウントでは同期が機能しないため、MobileMe のサブスクリプション（年間 99 ドル）も必要です。同期をお楽しみください！

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