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アップルが中国で製品を製造しなければならないもう一つの理由:希土類元素
2012年4月19日午後12時40分(太平洋標準時)

ニューヨーク・タイムズ紙の 「iPhoneの生産で米国が敗れた経緯」の記事 以来、Appleは様々な論争とメディアの注目を浴びているが 、 Motherboardの記事 ( iFixit経由) は、Appleが中国で製品を製造するもう一つの理由、つまりレアアースについて述べている。中国の安価な労働力と環境規制の少なさがAppleの決定に影響を与えていることは間違いないとしつつも、記事ではAppleのレアアースの使用が製造拠点の海外移転を困難にする可能性があると説明している。
しかし、Appleや他のメーカーが中国の泥沼にはまっているのには、もう一つ重要な理由がある。iPadの製造は、他の電子機器の製造と同様に、大量の希土類元素、つまりあらゆる種類のグリーンテクノロジーに使われる採掘困難な17種類の元素を必要とするのだ。Appleは材料について非常に口が堅いため、iPadにどのような希土類元素が含まれているかを正確に特定することは困難だ。
iFixitのエリザベス・チェンバレン氏は、ケンブリッジ大学工学部のティム・クームズ教授にインタビューを行いました。クームズ教授は「iPadのリチウムイオンポリマーバッテリーにはランタンが含まれている可能性があり、ディスプレイの『様々な色を生み出すための様々な希土類元素』も含まれている可能性がある」と推測しています。また、スマートカバーとiPad本体の磁石にはネオジム合金が含まれているとも考えています。では、希土類元素はどのようにしてAppleと中国を結びつけているのでしょうか?レポートでは以下のように説明しています。拡大拡大閉じる