「Apple ソフトウェア開発リソース」ガイドを公開すると主張する PDF 文書が出回っています。このガイドには、Apple の iOS 13 展開計画に関する社内従業員と請負業者向けの詳細が含まれているとされています…

更新：誰も驚かないだろうが、その文書は確かに偽造だった。

都合の良いことに、PDFにはAppleが9月23日に現行の全デバイス向けにiOS 13をリリースすると記載されており、これは開発者向けにiOS 13ベータ8として配布されたものと全く同じビルドになる模様。iPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro MaxにはiOS 13.0が同梱される。iPadOSのアップデートも同日にリリースされるという。macOS Catalinaは後日リリースされる予定だが、具体的な日付は明らかにされていない。

iOS 13.1とiPadOS 13.1は、一部の新型iPadと同時に10月にリリースされる予定だ。また、ユーラシア経済委員会が以前に特定したモデル番号に一致する4つの新型スマートウォッチが、来週のイベントで発表される予定だと主張している。

このファイルの詳細は、「AppleBeta2019」というTwitterアカウントによって最初に共有されました。しかし、この文書は偽造であると考えられます。多くの矛盾点があります。Appleの公式ドキュメントでは常に「開発者プログラム」と表記されていますが、このファイルでは「開発プログラム」が繰り返し使用されています。また、iPhone 11やiPhone 11 Proといったデバイスの最終製品名と、対応するモデル番号が頻繁に入れ替わっています。さらに、iPod touchではなく「iPodT」といった奇妙な短縮形も使用されています。

このような文書を作成する人が、ソフトウェアのロールアウト計画について言及することだけを目的としているため、マーケティング名を意識して、そのブランド名を文書に含めるとは考えにくい。さらに、小売店向けのファイルには、Appleがリークを検知できるように、透かしやフィンガープリンティング技術がしばしば使用されている。このPDFには、そのような識別マーカーが見当たらない。また、この文書ではビルド17A5821eが10月に一般公開されると主張しているため、AppleがiOS 13.1のベータシードをもうリリースしないというのは信じ難い。これは、コミュニティ全体がバグが多く、まだ一般公開できる段階ではないと認めているビルドiOS 13.1 beta 1に相当する。

全体として、このリーク情報とされる情報はそれほど重要視していません。しかしながら、一夜にして多くのメディアで取り上げられ、大きな注目を集めました。そこで、この件に関する私たちの別の見解をお伝えしたいと思います。

Appleは9月10日のメディア向けプレスイベントで、iPhone 11とiPhone 11 Proのラインナップ、新しいApple Watchの仕上げ、そしておそらく他のいくつかのものを正式に発表する予定です。最新ニュースについては9to5Macにご注目ください。

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