

ベースレベルのM2 Pro MacBook Proの内部をざっと覗いてみると、予想外のものが見つかりました。というか、予想していたものが欠けている、という印象です。ベースレベルのM2 MacBook Airと同様に、最新の14インチMacBook Proのベースレベルは、前世代よりもNANDチップの数が少なく、容量は大きいようです。その結果、SSDの読み書き性能は前世代と比べて大幅に低下しています。
ベースモデルのM1およびM2 MacBook Airは、わずか256GBのストレージを搭載しています。M1 MacBook Airでは、ストレージは2つの128GB Kioxia NANDチップに分割されていました。AppleがM2に移行した際に、チップあたり256GBのストレージを提供する新しいNANDチップに切り替えました。そのため、ストレージ容量がわずか256GBのベースモデルのM2 MacBook AirにはNANDチップが1つしか搭載されておらず、SSDのパフォーマンスに影響が出ていました。
M1 Airと同様に、ベースモデルの512GB M1 Proのストレージは4つの128GB NANDチップに分割されていました。iFixitの分解レポートでは、基板の片側に128GB NANDチップが2つ、反対側にもさらに128GB NANDチップが2つ搭載されていることが示されています。M2 MacBook Proも、以前のM2 Airと同様に、より大容量のNANDチップに切り替えられたようで、その結果、ベースモデルのSSDパフォーマンスが低下しています。


M2 Pro MacBook ProのSSDパフォーマンスが著しく低いため、その理由を確かめるために内部を覗いてみました。案の定、512GBのM1 Pro MacBook Proではマザーボード前面に2つのNANDチップ、背面にも2つのNANDチップが見えましたが、M2 Pro MacBook Proでは前面に1つしか見えませんでした。M1 Proと同様に、このNANDチップと直接対向する位置に2つ目のNANDチップがあると思われます。

NANDチップのストレージ密度が高いのは良いことですが、世代交代によって製品が劣化するのは残念なことです。幸いなことに、ほとんどの人は日常的な使用においてその影響を感じることはないでしょう。ドライブの読み書き速度は依然として非常に高速なので、違いが顕著になるのは極端なケースに限られるでしょう。
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