フォックスコンによる日本のディスプレイメーカー、シャープの買収は、液晶ディスプレイから有機ELディスプレイへの移行に備えるアップルにとって、サムスンへの依存を減らすのに役立つだろう。

WSJ は、サムスンが現在世界のOLEDディスプレイの95%を製造しており、アップルはリスクを軽減し交渉力を強化するために常に部品の供給元を複数にすることを目指していると指摘している。

シャープは現在 OLED スクリーンを製造していないが、Foxconn の傘下で製造を開始することはほぼ確実である。

バーンスタイン・リサーチの技術アナリスト、アルベルト・モエル氏は、シャープは既存技術を基盤として、この画面を開発できると述べている。OLEDとLCDは同じ構造だが、OLED画面の上部には液晶層ではなく有機化合物層が使われている。「製造工程の最初の部分は似ています」とモエル氏は述べた。

フォックスコンは長年、iPhone生産における役割を、利益率の低い組み立て作業から、より収益性の高い部品事業へと拡大することを目指してきた。

Appleは現在、Apple WatchにのみOLEDディスプレイを採用しているが、2017年か2018年にiPhoneでより新しいディスプレイ技術に切り替えると広く予想されている。SamsungがAppleの主要サプライヤーとなる見込みだが、iPhoneメーカーはいずれそれを変更したいと考えるだろう。

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