HBOは先月、新しいストリーミングサービスHBO Maxを開始しました。このサービスでは、HBOチャンネルだけでなく、ワーナーメディアグループ全体のコンテンツも提供しています。しかし、同社は新しいHBO Maxとの混乱を避けるため、現在の製品ラインナップにいくつかの変更を加えています。

HBOは以前、HBO GoとHBO Nowという2つのアプリを提供していました。HBO GoはストリーミングやケーブルテレビのパッケージにHBOが含まれているユーザーを対象としていたのに対し、HBO Nowは誰でもHBOを単独のサービスとして利用できるようにしていました。しかし、HBO Maxの登場により状況は変わり、一部の消費者にとって、今後どちらのサービスを利用すべきか判断が難しくなっています。

HBO MaxはHBO Nowの拡張版であるため、従来のHBO Nowアプリはアップデートされ、HBO Maxとしてブランド名が変更されました。同時に、HBOをバンドルしているケーブルテレビ加入者は新しいHBO Maxにもアクセスできるため、ほとんどの人にとってHBO Goは不要になります。そのため、HBO Goは7月31日に廃止されます。

しかし、The Vergeが指摘しているように、これらの変更は特定のユーザー層に問題を引き起こす可能性があります。ワーナーメディアはRokuやAmazon Fire TVデバイスでHBO Maxを提供する契約をまだ締結していないため、これらのプラットフォームでは引き続きHBO Nowが提供されますが、これは「HBO」に名称変更されます。残念ながら、このサービスは引き続きHBOの独自コンテンツのみを配信し、月額14.99ドルのままです。

先日お伝えしたように、HBOはApple TV Channelsからも撤退しました。Apple TV Channelsでは、ユーザーはApple TVアプリで直接HBOコンテンツを購読できました。iOSおよびtvOSユーザーは、App Storeで入手可能なHBO Maxアプリをダウンロードしてください。

HBO Max は現在米国でのみ利用可能であり、これらの変更はまだ他の国には影響しないことに留意することが重要です。

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