iOSまたはmacOSユーザーなら、デバイスで簡単にVPN接続できるVPNアプリをご存知かもしれません。しかし、Apple TVにはこの機能がないため、ユーザーはルーターで直接VPNを設定する必要があります。しかし、tvOS 17以降、Appleはついに開発者がApple TV App StoreでVPNアプリをリリースすることを許可します。

tvOS 17でApple TVにVPNが登場

同社は月曜日のWWDC 2023のオープニング基調講演でtvOS 17について話す時間があまりなかったが、Appleは自社のウェブサイトで新機能に関する詳細を共有した。

Appleは、「サードパーティ製VPNのサポートにより、開発者はApple TV用のVPNアプリを開発できるようになります」と説明しています。「これにより、プライベートネットワーク上のコンテンツにアクセスしたい企業や教育機関のユーザーが恩恵を受け、Apple TVはさらに多くの場所で優れたオフィスや会議室ソリューションとして活用できるようになります」と付け加えています。

iOSと同様に、開発者はApple TVでVPN設定を自動で行うアプリを作成できるようになります。VPN（仮想プライベートネットワーク）とは、トラフィックをリモートサーバー経由で再ルーティングし、接続先に送信することで安全な接続を確立する仕組みです。

もちろん、新しい API が必要なので、今年後半にリリースされる tvOS 17 より前に VPN アプリが Apple TV App Store で利用できるようになることは期待できません。

アップデートの詳細

tvOS 17では、Apple TVのコントロールセンターのデザインが刷新され、iPhoneでSiri Remoteを見つけるための新しい方法が追加され、Apple TVで初めてFaceTimeが利用できるようになりました。開発者の方は、Apple Developer ProgramにApple TVを登録することで、今すぐtvOS 17を試すことができます。Appleによると、tvOS 17は今秋に一般向けにリリースされ、パブリックベータ版は7月までにリリースされる予定です。

ベータ版アップデートの入手方法の詳細は、Apple Developer ウェブサイトをご覧ください。このアップデートは、Apple TV HD（第4世代）およびApple TV 4K（全モデル）と互換性があります。

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