ロイター通信の報道によると、インド南部チェンナイ近郊にあるiPhone製造工場、フォックスコンは今週も操業停止を続ける。これは、週末に同工場の従業員150人以上が食中毒で入院し、抗議活動に発展したことを受けての措置だ。

ロイター通信の本日の報道によると、工場は「火曜日には無人の様子」で、警備員以外には労働者は誰もいなかったという。

報告書では次のように説明されている。

「工場は土曜日から閉鎖されており、来週日曜日まで閉鎖される予定です」と、チェンナイを州都とするタミル・ナードゥ州の産業安全衛生局の高官は述べた。さらに2人の州高官も工場の操業停止を確認した。

インド南部のチェンナイ近郊にあるこの工場では、現在iPhone 12を量産している。しかし、本日すでに報じられているように、同工場は最近iPhone 13の試作も開始しており、2月までに量産を開始することを目指している。

食中毒事件は先週発生し、当局は「フォックスコン従業員の間で急性下痢性疾患の発生が報告された」と発表しました。この感染拡大により、フォックスコン従業員159人が入院し、さらに256人が外来治療を受けました。

この感染拡大は、インドにおけるフォックスコンに対する抗議活動に発展し、抗議活動家らは「主要幹線道路」を封鎖するなどした。インド警察は最終的に、これらの抗議活動で拘束されていた数十人を釈放した。

ロイター通信は、工場の閉鎖はサプライチェーンのボトルネックが広がる中で起きたと指摘しているが、市場調査会社IDCのインド調査ディレクター、ナブケンダー・シン氏は「今は不況期なので、アップルへの影響は小さいと予想される」と述べている。

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