最近、複数のアナリストがAppleの新型iPhone SE 3の販売台数が同社の予想を下回っていると指摘しています。調査会社Wave7が発表した新たなレポートは、全米のキャリアストアを対象とした調査に基づく新たなデータで、これらのアナリストの見解を裏付けています。

PCMagの報道によると、 Wave7は全米のキャリアストアを対象に調査を実施し、iPhone SE 3の需要は「前モデルのiPhone SEよりも今年は低迷している」と結論付けました。Wave7の取材に応じたキャリア担当者の56%が、この傾向を裏付けています。一方、需要が高まっていると回答した担当者はわずか8%でした。

Wave7の取材に応じたVerizonの担当者は、新型iPhone SE 3が発売されたことさえ「あまり知られていない」と述べた。同社は、この理由についてAppleがこの低価格端末の広告をほとんど出していないとしており、「この端末に関するテレビ、ラジオ、屋外広告、印刷広告は一切把握していない」と述べている。

AppleのYouTubeチャンネルには、iPhone SE 3に特化した動画が1本だけ掲載されており、これは同社が3月8日に開催した「ピークパフォーマンス」特別イベントで再生したものと同じものだ。同社はそれ以降、新型iPad AirやApple Cardの動画は公開しているものの、iPhone SE 3専用の動画は公開していない。

認知度の低さに加え、一部の店舗担当者は、iPhone SE 3の小ささが顧客を敬遠させる可能性があると指摘しました。わずか4.7インチのディスプレイを搭載したiPhone SE 3は、Appleが販売するiPhoneの中で最も小さいサイズです。

米国では、AppleはMetro、Boost、Cricketといったプリペイドキャリアとの提携で一定の成功を収めています。Wave7によると、プリペイド市場におけるAppleのシェアは「低い」ものの、顧客はAndroid端末よりもiPhone SEやiPhone 11などの端末を選び始めています。

iPhone SE 3の需要はAppleの予想よりも低いことが、他の多くの報道からも示唆されています。例えば、ミンチー・クオ氏は出荷台数の予想を2,500万台から3,000万台から1,500万台から2,000万台に引き下げたと報告しています。

現実世界でiPhone SE 3を買った人はいますか？ぜひコメント欄で教えてください。

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