動画共有アプリ「TikTok」の人気は急上昇しているが、中国とのつながりをめぐる懸念は高まり続けている。ロイター 通信によると、アメリカ海軍は政府支給のスマートフォンへのTikTokアプリのインストールを禁止した。

海軍が発行した速報によると、この短編動画アプリは「サイバーセキュリティ上の脅威」とみなされている。政府支給のスマートフォンで既にこのアプリをインストールし、削除していないユーザーは、海軍海兵隊イントラネットへのアクセスをブロックされるという。

海軍はTikTokアプリがどのような危険性をもたらすのか詳細には言及しなかったが、国防総省報道官のユリア・オーランド中佐は声明で、今回の命令は「既存および新たな脅威への対処」の一環だと述べた。オーランド中佐は、12月16日に発令された「サイバー意識向上メッセージ」は「TikTokアプリの使用に伴う潜在的なリスクを特定し、職員が個人情報を保護するために取るべき適切な行動を指示する」ものだと述べた。

ロイター通信によると、海軍および海兵隊員が政府支給のスマートフォンを使用する場合、一般的にはソーシャルメディアアプリを含む「一般的な商用アプリの使用が許可されている」とのことです。ただし、セキュリティリスクをもたらす可能性のあるアプリは禁止されている場合もあります。

TikTokは、中国に拠点を置くByteDanceが所有しているため、厳しい監視を受けています。中国の議員は、中国における大手IT企業の役割を問う際に、TikTokとAppleを一括りに扱うことさえあります。さらに、最近の訴訟では、このアプリが児童保護法に違反しているとして訴えられました。

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