コダックが破産申請し、デジタルカメラ事業の売却を計画しているにもかかわらず、ブルームバーグは、アップルがデジタルカメラ、プリンター、デジタルフォトフレームに関する特許侵害でコダックを提訴する許可を米国破産裁判所に求めたと報じました。アップルは、マンハッタンの米国地方裁判所に提訴し、国際貿易委員会にも訴状を提出する予定です。アップルが訴訟を継続することが認められた場合、コダックがカメラ事業の閉鎖後に注力する製品の大部分の差し止めを求める可能性があります。

破産法は法廷保護下にある企業に対する侵害訴訟の提起を妨げないと主張しつつも、「アップルは万全を期して訴訟を起こす前に当裁判所に明示的な許可を要請している」と同社の弁護士は提出書類の中で述べた。

先月、コダックは画像​​伝送とプレビューに関する特許をめぐり、アップルとHTCを相手取り特許侵害訴訟を起こした。2月7日、アップルはITCに対し、コダックの破産手続きとデジタルカメラ事業および特許の売却計画を理由に、コダックの特許侵害申し立ての調査を中止するよう要請した。

「コダック自身の告白によれば、コダックが主張する特許を売却し、ITCの訴訟の一部である事業の一部を手放す予定であることが分かっているのに、委員会が調査を開始し、起訴するためにリソースを費やすことは公共の利益に反する」

コダックの立場:

「コダックの知的財産権を侵害し続け、適切な賠償を拒否するアップルのような侵害者がコダックの現在の状況の一因となっていることを考慮すると、アップルは破産を利用してコダックの特許執行を妨害しようとするべきではない。」

ITCは2月23日までに調査を継続するかどうかを決定する。Appleが「プリンター、デジタルカメラ、デジタルフォトフレーム」に関する訴訟の継続を認められた場合、Appleはコダック製品の侵害差し止めを求めることができる。コダックは最近デジタルカメラ事業を閉鎖したため、プリンター事業に注力する計画だったことは注目に値する。

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