Last.fm は、契約のないアーティスト向けのロイヤルティ制度を導入し、同サイトを通じて自分の曲が聴かれるたびに、独立系アーティストに Last.fm からロイヤルティを獲得する機会を提供している。

契約のない独立系アーティストは、Last.fm に音楽をアップロードする際にプログラムに登録することができ、その曲が無料オンデマンドで再生されたり、Last.fm のストリーミングラジオで再生されたり、またはその両方で収益を得ることができる。

Last.fmの共同創設者であるマーティン・スティクセル氏は、Distorted Loopに対し次のように語った。「インディペンデントアーティストにとって、これは大きな日です。私たちは、インディペンデントアーティストにも、既存のバンドと同じように音楽で収益を上げる機会を提供することで、公平な競争環境を整えています。」

この動きは、Last.fmが音楽サブスクリプション市場での地位を固め、将来的にはモバイルストリーミング再生も視野に入れていると思われる複数のデジタル施策の一つです。最近の最も注目を集めた動きは、Radioheadのアルバム『In Rainbows』を同サービスで無料ストリーミング再生できるようにしたことでしょう。また、Last.fmはUniversal Musicと契約を結び、レーベルの全ミュージックビデオカタログをLast.fmユーザーに無料でオンデマンドストリーミング配信する予定です。

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